TBWA\HAKUHODOは、2020年4月より組織体制を一新。グローバルクライアントに対応するアカウント部門のトップであるHead of Global Accountsに大野明香氏が就任した。
大野氏は、2011年の入社以来、IKEA、P&G、UNIQLOなどをはじめ幅広いカテゴリのグローバルブランドを担当。2017年には、アジア最大の広告専門誌『Campaign Asia-Pacific』誌主催「Japan/Korea Agency of the Year」においてアカウントパーソンオブザイヤーを受賞し、2018年にはマーケティングコミュニケーション業界の若手リーダーが選出される「40 under 40」にも選ばれている。
就任にあたり、大野氏は、下記の通りコメントしている。
「今、ブランドに対する生活者の価値観が大きく変化しています。世界は、新型コロナウイルスの感染拡大という未曾有の脅威に立ち向かっている最中ですが、この脅威に打ち勝つことができた後も、この変化は止まらずに続いていくでしょう。人々は、商品が個人にもたらす直接的な便益だけでなく、社会に対してどのような責任を果たしていくか、世の中を豊かにし幸せにするという姿勢をもってモノやサービスを提供しコミュニケーションに取り組んでいるかに注目し、それを評価するようになってきています。この人々の価値観の変化に応えられるブランドしか生き残ることができない時代がやってきたのです。私たちは、すべてのクライアントに対し、新しい時代に生き残るブランドづくりとビジネス成長のために最大限に貢献していきます。
さらに、私たちは、働き方や仕事のあり方について真剣に見直すべき時を迎えています。従来の広告会社の方法を続けていては、企業として生き残ることが難しくなるに違いありません。TBWA\HAKUHODOは、Disruption(創造的破壊)をフィロソフィーに掲げている通り、これまでの既成概念を壊し、新しい形に再定義することを得意としています。長年の間クライアントのビジネス成長のために駆使してきたこのDisruptionの手法を、今改めて私たち自身にも投げかけ、広告会社として新しいロールモデルになるような組織をつくっていきます」。
また、新組織体制、および大野氏のHead of Global Accounts就任について、同社 COO 井木クリストファー啓介氏は下記の通りコメントする。
「今、世界中で新しいマーケティング手法やメッセージが必要とされる中で、まさにそれに応えられるグローバルアカウント組織を再編成しました。世界に300以上の拠点を持つTBWAネットワークの一員である当社は、さまざまなバックグラウンドを持つユニークなメンバーが在籍しているダイバース集団です。大野の優れたリーダーシップと情熱が、当社におけるグローバルアカウント・プロフェッショナルの成長を促し、より素晴らしいチームを創造するとともに、グローバルクライアントのビジネスにさらに大きく貢献していくことと確信しています」。
同社では、増加するグローバルクライアントのアカウント(営業)組織を再編成し、グローバルアカウント・プロフェッショナルの育成や、ナレッジやベストプラクティスの共有、さらにグローバルクライアントへのサービス提供システムをより強化し、さらにビジネスのスピードアップの実現を目指す。