東日本遊園地協会は4月28日、オンラインで遊園地のコンテンツが楽しめる「おうち遊園地」をオープンした。「浅草花やしき」や「としまえん」など協会に加盟する15の遊園地が参加し、アトラクションに乗車している感覚が味わえる体験動画などを配信している。新型コロナウイルスの影響で全国の遊園地が休業する中、自宅での楽しい時間を少しでも提供しようと企画された。
参加遊園地は、浅草花やしき、国営ひたち海浜公園プレジャーガーデン、西武園ゆうえんち、東京サマーランド、東京ドームシティ アトラクションズ、東武動物公園、としまえん、那須ハイランドパーク、箱根小涌園ユネッサン、浜名湖パルパル、北海道グリーンランド、むさしの村、よこはまコスモワールド、横浜・八景島シーパラダイス、よみうりランド。
主なコンテンツは、「無料で乗り放題!動画でアトラクション体験」と「おうちでアトラクションをつくって楽しめる動画」の2つ。アトラクション体験では、ジェットコースターの座席から撮影した景色など、臨場感あふれる動画を観ることで、自宅で乗車しているかのような体験ができる。
また、「アトラクションづくり」では、アトラクションの雰囲気を楽しめる工作を紹介。例えば、那須ハイランドパークは、ジェットコースターの動画を観る際に扇風機で向かい風をつくり、椅子を後ろから揺らしてもらうことで、乗車しているかのような雰囲気を出す工夫を紹介した。
よみうりランドの広報担当者は「今できるのは、みなさんのお家に遊園地を届けることだと考えている。インターネットの世界であれば、様々な遊園地が手を組んだ夢の遊園地がつくれることに気づいた」とコメント。また、東京ドームシティアトラクションズの広報担当者は「少しでも明るい気持ちになってほしいと参加を決めた。様々な遊園地が手を組んだ夢の遊園地を楽しんでほしい」と述べた。
今後もサイト内で随時動画を追加していく方針だ。