めがねの産地「鯖江市」がSDGs推進本部を設置 市長をトップに全庁的に展開

福井県鯖江市は5月25日、国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて、市役所内に「“めがねのまちさばえ”SDGs推進本部」を設置。牧野百男市長を本部長に置き、副市長、教育長ら計10人で構成された。今後SDGsの達成に向けた各種施策の検討・実施に関することに関し、取りまとめ、実施を先導する。

市のSDGs推進シンボルマーク。

福井県は、国内生産フレームの9割以上のシェアを持つめがねの産地であり、市ではこれまでも、主要な眼鏡8団体で構成される日本眼鏡関連団体協議会などと共同し「めがね」をコンセプトにしたSDGsの達成に向けた各種施策に取り組んできた。

2019年にはアンワルル・K・チャウドリー(Anwarul Karim Chowdhury)国連大使が市を訪れ、「さばえSDGs推進シンポジウム」に出席したほか、市長や日眼協関係者らと記者会見を行い、SDGsを発信する拠点を「めがね会館」に設ける方針なども発表している(拠点の設置は新型コロナウイルスの影響で計画が遅れているが、今秋からの稼働を目指している)。

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