蔦屋家電エンタープライズは5月28日、次世代型ショールーム「蔦屋家電+」で注目を集めたプロダクトを表彰する「蔦屋家電+ 大賞」を発表。グランプリにはGatebox(東京・千代田)の、キャラクターと一緒に暮らすことができる機器「Gatebox」が選ばれた。Gatebox は、AIによる画像解析で滞在時間と体験人数の1日平均を算出した結果、最も多く注目されたことが分かった。
同賞は、2019年4月に二子玉川の蔦屋家電内にオープンした「蔦屋家電+」の1周年を記念して初開催。2020年1月31日までの期間に、店頭で最低30日以上展示されたプロダクトの中から選考した。
グランプリを受賞した「Gatebox」はアニメなどの3Dキャラクターと一緒に暮らすために開発された機器。透過スクリーンに投影されたキャラクターと音声で会話を楽しめる点が特徴だ。
CCC(TSUTAYA)グループが運営するクラウドファンディングサイト「グリーンファンディング」に掲載していたプロダクトの中から表彰するグリーンファンディング部門では、金賞をBoCo(東京・中央)の骨伝導式イヤホン「earsopen PEACE」が受賞。
スタッフが「特に未来を感じる」「もっとも蔦屋家電+らしい」を基準に投票した、蔦屋家電+ スタッフ部門の金賞も、「Gatebox」が受賞した。
「蔦屋家電+」は国内で未発売の海外製品や試作品など、ガジェット系を中心としたプロダクトをそろえる店舗で、テストマーケティングの場として利用されている。メーカーは製品を展示する区画の使用料を支払う代わりに、AIカメラを使った分析システムや、店員の接客によるマーケティングデータを得られる。2020年3月時点で110点のプロダクトが展示された。
各賞の受賞プロダクトは以下の通り。
■グランプリ
Gatebox(Gatebox)
■グリーンファンディング部門
金賞 earsopen PEACE(BoCo)
銀賞 MHaudio UA-1(MH audio)
銅賞 Somnox(ウェザリージャパン)
■蔦屋家電+ スタッフ部門
金賞 Gatebox(Gatebox)
銀賞 FLYTE STORY(THT Japan)
銀賞 Capillus 202(Capillus Japan)
銅賞 麹町勝覧(MASATO INAGAKI/daisy*)