シオノギヘルスケア、塩野義製薬、シオノギファーマの3社は6月2日、SDGsへの取り組みの一環として、解毒鎮痛剤「セデス」シリーズ3製品のパッケージをリニューアルしたと発表した。視覚障害者や外国人を含むすべての人を対象に、薬の情報や開封方法が視覚的・触覚的に伝わるよう全面的に刷新。2020年4月から全国のドラッグストア・薬局で順次販売を開始している。
具体的には、多言語での音声サービスを提供できる「アクセシブルコード」を導入した。スマートフォンでパッケージに記載された二次元コードを読み取ると、自動音声による読み上げ機能で用法・用量の説明を受けることができる。
また、外箱のデザインを改良し、上部が大きく開く形状で中身を取り出しやすい仕様に。文字を大きく記載し、高齢者や弱視の人にも読みやすい工夫を行った。さらに、直感的に効能を伝えるためピクトグラムを採用。日本語の読めない人にも分かりやすく伝える。
2020年中には同社の他ブランドシリーズのパッケージにおいても「アクセシブルコード」を導入する予定だ。