常に仕事をしていないと落ち着かなかった起業当初
中村:皆さん、お待たせいたしました。
権八:すいません長々と。
中村:今回はですね、社長を呼びました。日本最大のレシピ動画サービス「クラシル」や、女性向けメディア「TRILL(トリル)」などを運営されている、dely(東京・品川)の社長、堀江裕介さんです。よろしくお願いします!
堀江:よろしくお願いします。
権八:これ今回はヒロキくんのご紹介ということで。
中村:前に、インフルエンサーのくつざわさんがゲストにきた回ありましたよね。その時に、「堀江さんと会って感激しました。あんなビジョナリーな若い人はいない」っておっしゃってて、僕も気になっていて。その後、たまたまお会いしたんですよね。
堀江:そうですね。
中村:お会いした時に、「FiNC(フィンク)」っていうスタートアップのCMをつくっていたんですよ。ヘルスケアやスポーツのアプリなんですけどね。ちょうど仮編(集)してる時かな。その日にちょうどFiNCの溝口勇児社長(2019年12月当時)と一緒に飯を食べていた堀江くんがいきなり呼ばれて。
権八:FiNCの社長さんとお食事していた堀江さんが……、つまりFiNCとは直接関係のない堀江さんが編集に来たと!
中村:そうそう。僕がつくっている仮編をみて、「これどう思う?」って社長からコメント求められていて。堀江くんもできた人間なので、中々コメントしづらそうにしていたけどね。あれ何だったんですかね(笑)。
堀江:FiNCの溝口さんとは元々付き合いが長くて。アプリとしてはうちの方が先に始めていて、CMもやっているので、会食する度に「どうやってCM打ったの?どういう打ち方したの?クリエイティブどっか気をつけた方がいい?」ってことを1カ月に1回くらい聞かれていたんですよね。その流れがあって、その日は「このあと予定ないよね?」って言われて。「ちょっと来て」って誘われて行ってみたら、ちょうど中村さんがCMの編集をしていました。それから2時間くらい、僕いましたよね?
中村:いましたね〜。堀江さんの意見を聞きながら、直しまくりました。
堀江:すでに枠組みはできていたんですけどね。僕もアプリをローンチして3カ月後くらいに、初めてCMを打ったので。4000GRP(延べ視聴率)を全国でドカンと。
中村:めちゃくちゃ早いですね!アプリローンチして3カ月って!
堀江:サーバーすら大丈夫か?という時だったんですけど、とりあえずもうやっちまえって(笑)。持ち金ほぼ全部叩いてやったんですよ。
中村:その後、delyはヤフーとも資本関係ができて。WEB野郎中村はヤフーさんも手伝っているので、それでお会いする場面が出てきたんです。
堀江:オフィスで会ったんでしたっけ?
中村:そうそう。その時から気になっていたからラジオに誘ってみました。さっきね、15秒のテレビCMの話が出ましたけど、毎回ゲストの方にお願いしている20秒自己紹介をそろそろお願いしてみたいと思います。
堀江:もうここでやるのか〜。まずいな(笑)。
中村:すぐおわは広告の番組ということで、ご自身の自己紹介をラジオCMの秒数20秒に合わせてやってみてくださいというコーナーです。
堀江:会社のサービスを紹介しても仕方ないので、せっかくの年末ですし違うこと言います。
権八:はい……!なんだろう。
中村:じゃあ、行きますか!ゴングがカンとなりますので。
堀江:やば…な、ぬ…やばっ(笑)。
権八:大丈夫、大丈夫。急にプレッシャーを感じてる顔になってきた(笑)。
中村:こんな堀江くん初めてみた(笑)。逆に可愛いかもしれないね、大丈夫ですか?
堀江:大丈夫じゃないですよ。
権八:大丈夫です。みんな通っている道なので(笑)。
中村:では、どうぞ!
堀江:2019年ももう終わるんですけれども、年末になると孤独という検索キーワードがとにかく増えるんですよね。この孤独をなくしてもらうために、『ワンダー 君は太陽』(アメリカ、2017年)という映画を観て、年末を楽しみながらほっこりとした気持ちで過ごしてください。
中村:なるほど〜。
権八:まず、名前言わなかったですよね(笑)。
中村:映画の番宣みたいになっちゃった(笑)。
堀江:こういうところで広告宣伝しても1ミリも意味がないと知っていたので。リスナーさんの気持ちになって、何が求められているのか考えました。ワンダー、ぜひ観てください。僕は、ここ十数年で悲しいとか涙をするとかっていう感情を失くしていましたが、蘇りました。
中村:それは凄いね……。え、今おいくつでしたっけ?
堀江:27歳です。