ジェイアール東日本企画(jeki)は6月9日、中小企業の販路開拓やブランド確立を目的とした、補助金の公募開始を発表した。中小企業庁による「令和2年度補正予算JAPANブランド育成支援等事業(特別枠)」で、jekiは管理事務局を務める。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた緊急対策で、「令和2年度当初予算JAPANブランド育成支援等事業」とは別。
中小企業を対象とした、新商品・サービス開発や販路開拓、ブランディングなどを補助する「事業型」と、調査・セミナー事業や販路開拓サポート、ツール提供などで中小企業を支援する事業者向けの「支援型」がある。「事業型」は補助上限500万円(補助率3分の2、複数者による共同申請の場合は1社ごとに500万円かさ上げし、上限2000万円)、「支援型」は補助上限2000万円(補助率3分の2)。
補助には審査があり、Webを介して不特定多数から資金を集めるクラウドファンディングやeコマース、オンライン商談会の活用といった、新しい商流での取り組みを重点的に支援する。クラウドファンディングは出資者に製品・サービスを提供する「購入型」のみが対象で、「寄付型」「投資型」は対象外。
募集は6月8日〜29日(第1ターム)と、6月30日〜7月22日(第2ターム)の2つの期間がある。どちらも予算・採択件数の目安は6億7491万円・160件程度。いずれか一方だけに申請でき、第1タームで不採択だったり、申請を取り下げたりした場合、第2タームで申請・再申請することはできない。申請には事前連絡が必要。