6月12日から、写真家・映画監督 蜷川実花の新作個展「東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA」が、渋谷パルコ4F「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコミュージアムトーキョー)」で始まる。本展は、渋谷パルコ営業再開後、最初の企画となる。
蜷川は写真においては国内外で大規模な個展を開催し、近年は映画『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』や世界190ヶ国で配信中のNetflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』など、映像作品も数多く手がけている。また、コロナ禍にはリモート撮影を実施し、その撮影の裏側をSNSやYouTubeで公開し、話題を集めた。
「いつか,東京ときっちり向き合って写真を撮らなくてはいけないとずっと思っていた」と語る蜷川。本展では、「東京」と向き合ってシャッターを切り続けた2年間の、500点以上もの作品や映像作品が展開される。
今回、公開される写真の多くを、蜷川は「写ルンです」で撮りおろしている。「自分の得意技を全て使えない状況においた時に何が残るのか,何ができるのかが知りたかった。表面を支配しているものを無くした時に見えてくる景色を見たかった」という。そんな本作は、写真集『東京 TOKYO』として出版される。
また、本展ではPARCO ARTのWEB SITEから会場の様子を3Ⅾビューで無料鑑賞できるオンライン展示も併催。会場内を移動、また360度見渡すなど、自宅にいながらあたかも実際に展示会場に居るような鑑賞体験も可能だ。
さらに本日(11日)19時から、DOMMUNEでは「蜷川実花の写真史から紐解くNEW TOKYOとNEW NOMAL」を開催。ゲストにコムアイ(水曜日のカンパネラ)を迎え、蜷川実花、宇川直宏らが出演する。
「東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA」
開催日時:6月12日(金)~6月29日(月)
会場:渋谷 PARCO MUSEUM TOKYO
時間:10時~21時(入場は閉場の30分前まで、6月29日は18時まで)
料金:一般500円 学生400円 ※小学生以下は無料