相鉄と髙島屋、事業プラン募集 コロナによる生活変容で

相鉄グループと髙島屋は6月11日、ベンチャー企業から事業プランを募集する「アクセラレーションプログラム第4期」の受付を始めた。今期のテーマは「商業」「生活」「宿泊」「企業」の4つを“アップデート”(更新)すること。ことしで実施4回め。6件を事業化した実績がある。

優れたプランは、「髙島屋横浜店」と「相鉄ジョイナス」で導入、実証実験を実施する(写真=123RF)

新型コロナウイルス感染症の拡大を経て、変容した生活スタイルを踏まえた体験型店舗や無人店舗ほか、集客や売上の伸長、施設内の誘導改善や、相鉄沿線の住民の生活環境の改善、企業内法務・人事労務・総務の業務効率化まで、幅広いアイデアを求める。百貨店業や商業施設、運輸、流通、不動産業など、相鉄グループや髙島屋の既存事業を生かした自由テーマ枠もある。

第3期は4社が実証実験に向けて準備中。第1期には商業施設内の各飲食店の空席状況を、画像解析やセンサーで一括管理し、デジタルサイネージで来館者へ案内するサービスが、第2期には卓上の二次元コードをスマートフォンで読み取ると、多言語でメニューを表示するサービスが実現している。

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