カインズ、3000人雇用へ デジタル戦略や働き方改革で

カインズは6月11日、3000人規模の雇用枠を設け、採用を積極化すると発表した。現在の従業員数の4分の1にあたる。デジタル戦略の加速と、雇用者満足度の向上が狙い。対象は、店舗のアルバイト・パート社員から正社員、本社機能の専門人材など。

新型コロナウイルス感染症の拡大で、店頭取り置きサービス「CAINZ Pick Up」の利用者が急増するなど、デジタルを活用したサービス体制の強化を図る。「CAINZ Pick Up」は昨年12月にスタートしたサービスで、eコマースで注文した商品を受け取れるロッカー。代金を店頭で支払うのが特徴。カインズ利用者の「実際に商品を見てから購入したい」「他の商品も買いたいのでまとめて会計したい」という要望に答えた仕組み。

店頭で支払うのが特徴の取り置き型ロッカー「CAINZ Pick Up」。ついで買いの促進にも期待がかかる。

また、カインズは、中期経営計画で、社員の休日数の増加や、有給休暇取得の促進・義務化などに取り組む。店舗の人員を充実させることで、実現につなげたい考え。

カインズは5月末時点で、28都道府県に218店舗を展開している。従業員数は2月末時点で1万2063人。

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