今年、創業100周年を迎えた敷島製パンは、昨年12月に100周年メッセージとして『いつの時代も、社会とともに。』と100周年ロゴを発表。創業日である6月8日に、15段の新聞広告を出稿し、100周年記念ムービー「夢」篇を公開した。
100年前、創業者・盛田善平氏は、食糧難に苦しむ人々のために米の代用食としてパンづくりをはじめ、同社は現在までチャレンジを続けてきたという。新聞広告では「パンと、100年。」というキャッチフレーズを掲げ、敷島製パンから全国のユーザーに向けて感謝の気持ちを伝えている。
「敷島製パンが創業100周年を迎えた6月8日。大戦中も、大震災のときも、休むことなくパンを焼きつづけられた感謝を新聞広告という「絵手紙」に託して、全国のお客さまに届けてもらいました。
敷島製パンは、創業以来「社会貢献」を理念に掲げています。そこで、日本の食料自給率向上に貢献するために、生産者の方たちと力と心を合わせて国産小麦と向き合い、おいしいパンをつくっていることを伝える動画も同日公開しました」と、電通中部支社 クリエイティブディレクター 都築徹氏。
ある日の朝、布団の中の子どもの寝顔から始まるムービーは、さまざまな家庭の朝の風景、そして美しく実る小麦畑を映し出す。メッセージは、「日本の食料自給率を国産小麦で支えたい」。この映像では、コロナ禍における制作の不自由さを逆手にとり、スタッフは誰一人立ち会わず、「家族にしか見せない表情」を撮影することに挑戦したという。
「撮影者は、カメラマン、YouTuber、CMプロダクション社員です。カメラを扱い慣れた彼らに、ご家庭のいつもの食事風景を撮ってもらいました。それぞれのカメラには、Pasco敷島製パンが支えつづける、かけがえのない日々のしあわせが映っていました。
周年スローガンとロゴの開発からはじまった長い長いプロジェクトには、大勢の尽力がありました」(都築氏)。
同社では、100周年記念サイトを公開し、これらの広告を公開すると同時に、さまざまな人がパンへの思いを綴る「わたしとパンの思い出」、創業から現在までの同社の取り組みを紹介する「デジタル資料室」を公開している他、プレゼントキャンペーンを実施している。
<新聞>
- 企画制作
- 電通中部支社+たきC1
- CD+C
- 都築徹
- AD
- 岡本紀子
- D
- 佐野元一、成瀬瑠美、森葵、近藤真衣(メインビジュアル)、森葵(イラスト)、横山尚季、近藤沙江(100周年ロゴ)
- C
- 稲垣厚作(新聞)、岩田秀紀(100周年スローガン)
- デザインPR
- 山本愛
- 営業
- 神田直史
<動画>
- 企画制作
- 電通中部支社+シースリーフィルム名古屋グループ
- CD
- 都築徹
- 企画
- 高阪まどか、古山萌美
- C
- 高阪まどか(動画)、岩田秀紀(100周年スローガン)
- AD
- 岡本紀子、小路翼
- D
- 横山尚季、近藤沙江(100周年ロゴ)
- PR
- 近藤努
- PM
- 若杉春菜
- 演出+編集
- 近藤良隆
- 撮影
- 尾崎芳弘
- 編集
- 丹羽健二
- ミキサー+MA
- 服部孝也
- 作詞・作曲・歌唱
- ミズノミカ
- 楽曲名
- 「食卓」
- CAS
- MAISONETTEinc.
- NA
- 百瀬優子
- 出演
- 尾崎芳弘(ご家族)、 相澤麻里(ご家族)、岡本出(ご家族)