新型コロナウイルス感染症の収束が見えないなか、定額制(サブスクリプション)サービスに分水嶺が訪れつつある。
Zaimは6月30日、家計簿サービス「Zaim」 利用者における、「Netflix」や「Apple Music」などの定額制(サブスクリプション)サービス契約者数の推移を発表した。
ことし1月〜6月に伸長したのは動画・教育系サービスで、45%増だった。一方、新型コロナウイルス感染症の拡大で外出が制限された結果、自動車を共有するカーシェアリングや、洋服などを月額制で借りられるようなファッション系は同期間で35%減となった。
サブスクリプションサービス全体では、ことし5月の契約利用者数は、前年6月比260%増だった。総利用金額は同比240%増となった。1世帯あたりの平均支出額は月間1116円で、年間支出額は約1万3400円となる見込み。ピークは緊急事態宣言が出された4月で、前年6月比330%増。5月は、消費者が利用するサブスクリプションサービスを見直し、解約したことが伺える。
「Zaim」は同日、各サブスクリプションサービスの契約状況を一括で管理できる機能を追加。家計簿の記録から自動で支払金額を抽出し、期日、契約プランを予測。トータル金額を把握できるようにした。「Zaim」のダウンロード数は850万回。