メルカリは7月1日、総合スーパー「イトーヨーカドー」で、フリマアプリ「メルカリ」に出品するための梱包資材を発売した。60サイズ・80サイズの中型サイズ用ほか10種の資材を揃える。取り扱い店舗は順次拡大する予定。出品にまつわるハードルを下げる狙い。梱包資材の販売は、メルカリの事業開発部が担当している。
梱包資材の販売で、「メルカリ」を利用しやすくする。「メルカリ」内で実施した、出品したことがない人600人を対象にしたアンケートでは、「出品しない理由」として「梱包・発送作業が大変そうだから」が最多だった。「資材の調達が大変そう」という回答も多かった。
メルカリは2019年12月時点で、コンビニエンスストア大手3社など全国4万カ所で梱包資材を販売。現在の月間販売枚数は100万枚を超える。メルカリ PRグループ プロダクトPR 韓昇勲氏は、「新規出品者の獲得、既存出品者の出品頻度の増加に対して、ポジティブな影響が確認できている」と話す。資材をさらに入手しやすくするため、生活動線上にある店舗として、「イトーヨーカドー」での販売が決まった。