PayPayは7月1日、地方自治体と共同で「PayPay」を利用したキャンペーン「あなたのまちを応援プロジェクト」の実施を発表した。「PayPay」の利用を検討している全国地方自治体のキャンペーン運営やプロモーションをサポートする。同日、代表取締役の中山一郎氏による説明会が行われ、キャンペーンに参画する11の地方自治体の市長らが参加した。
今回のプロジェクトに先行して12の地方自治体との共同キャンペーンが決定している。6月8日からは静岡県掛川市、7月1日からは埼玉県秩父市などがキャンペーンを開始した。静岡県掛川市では、事前注文サービス「PayPayピックアップ」を利用して市内の飲食店で商品をテイクアウトすると、最大10%のPayPayボーナスを付与する仕組みとしている。
松井三郎市長は「新型コロナの影響で対面での消費活動が落ち込んでいる。キャッシュレス決済などの利用で『新しい生活様式』を積極的に取り入れてほしい」と語った。
北海道厚真町では、マイナポイントをもらうキャッシュレス決済サービスとして「PayPay」を登録し、対象の店舗で決済すると、通常のマイナポイントに加えてプレミアムポイント(自治体独自に付与できるポイント)を購入金額に応じてPayPayボーナスとして付与する。実施は2020年9月以降の予定だ。