広告界の大御所の一言から生まれた映画
小澤:いやしかし、今日はすみません。自分の都合でホテルの別室までお越しいただいて申し訳ないですね……。
澤本:面白い体験ですね。
小澤:ラジオだから皆さん見えないと思うんですけど、真っ暗ね!ロウソク2本しか立ってないから。もう、すごい環境でやっています。今にもお化けが出てきそう!深夜0時怖いですね!
権八:怖いし、どうすんのこれ?スタッフの方たちがギチギチでさ。
中村:闇鍋でも始まるんじゃないかっていうくらい。
小澤:さっき誰かに背中触られたもん(笑)。
一同:爆笑
小澤:堤真一さんかリリー・フランキーさんが出てきたかなって(笑)。
澤本:あー!映画の中の幽霊ね。
中村:はい、今回の映画『一度死んでみた』は、澤本さんオリジナルの脚本ですけど、はじめに脚本をご覧になった時は、小澤さんはどのようにお感じになりました?
小澤:最初に読ませてもらった時は、面白くて疾走感もあっていいなと思いました。いい機会だから澤本さんにお聞きしたかったんです。この設定というか、2日間だけ死ぬ薬とか、普通に考えたらありえないわけじゃないですか。自分の役云々よりも「なんでこんな本が書けるのかな?どっからアイデア生まれてくるのかな?」っていうのが純粋な疑問でした。
澤本:きっかけは、一緒に仕事をしている人が、なんでも自分の夢を実現しないと気が済まないわがままな人で。その人がご飯を食べている時に、「俺が自分で実現しようと思っても、1個だけ実現できないことがある」って言いだしたんですよ。「何ですか?」って聞いたら、「自分の葬式を見ることだ」って。「あ、それ面白いな」って思ったんですよ。
小澤:ほう!
権八:自分の葬式だけはどんなに頑張っても見ることができないと。
澤本:そうそう。死んでいるからね。
権八:どんな夢も叶えてきた、あの“S木Hロシ氏”でさえ!
澤本:そうそう。
権八:佐々木宏さんていう方なんですけどね。
澤本:パラリンピックの開会式と閉会式を担当される方です。
小澤:えーー!!
澤本:その大御所が、そういうことを言っていたので、これは「しめた!」と。
小澤:ちなみにその時は何を食べていたんですか?
澤本:弁当ですね、打ち合わせで弁当を食べている時に言っていました。
小澤:そうですか、別にあんまり興味ないですけどね!
一同:爆笑