映画には絵コンテもないし、カット割りも事前に決めない!(ゲスト:浜崎慎治)【後編】

堤さんとリリーさんのアドリブの妙も見どころ!

澤本:はまちゃんの演出で面白いのは、役者に任せるところは任せちゃうんだよね。堤(真一)さんとリリー(・フランキー)さんのやりとりなんて……。

浜崎:いや面白いっすよねー!

澤本:面白いよね、あれ。あそこのセリフ、書けないよね。

浜崎:ポンポン出てくるから(笑)!やっぱ役を与えるとどんどん二人だけで進んでいくから、すごいなって。

中村:けっこうアドリブ多かった?

浜崎:多いですよ。でも適当に出してるわけではなく必然的に出てくるようにやるから、やっぱすごい人たちだなって。今回大人チームと若者チームで面白かったですよね、駆け引きというか。熟練された人たちと若いキャリアの人たちがかけ合わさって面白くなったんじゃないかなって思いますけどね。

澤本:堤さんがああいうお父さん像をつくってくれたから、堤さんに引っ張られて全体が面白くなっていったって感じがあるもんね。

浜崎:ありますね。堤さんが効いていますよね。お父さんが割と真ん中にいるから、堤さんの芝居で決まったという感じがあります。

中村:というわけで、そろそろお別れの時間が近づいてきています。

浜崎:早いね!

中村:最後に監督からもう一回、映画『一度死んでみた』の魅力を、リスナーに向かってぶちまけてやっていただけませんか?

浜崎:誰でも見やすい映画になっていると思うんですよね。だから本当に子どもでも!うちの小学生の娘でも見られるし、かといって大人でも全然面白く見られると思っていますので。あと劇中歌も流行るといいなあと思っているんですけど(笑)。ジャンルが一概にコメディーの中におさまっていない、ちょっと変わった映画になっているような気がするので、観ていただきたいなって思います。

澤本:すずちゃんと吉沢くんとのポスターを見ていると若い世代しか受け入れられなそうな感じに見えるけど、意外とおじさんが見てもきちんと理解できるようなものになっているとは思いますね。

権八:むしろ私がいうのもなんですけど、お父さんに見てほしいなぁ。

中村:お父さんに刺さる部分はたくさんあるし、ファミリーで見てもいいんですよ。

権八:もちろん母さんにも見てほしいって……、言い出すとキリないけど。

浜崎:そうですね(笑)。

中村:小2の娘も見たらむちゃくちゃ大好きになったし、たぶんデートで見てもいいし、だからみんなで観ようですよ、ジブリを。

浜崎:(笑)。

中村:みんなで見よう、『一度死んでみた』!というわけで今夜のゲストは、映画『一度死んでみた』の監督を務めた、映画監督、CMディレクターの浜崎慎治監督でした!ありがとうございました。

浜崎:ありがとうございました。

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