製薬メーカーのツムラは7月10日、同社のサイト上に特設ページ「Hello! TSUMURA バーチャル漢方記念館」を開設した。「漢方・生薬を学ぶ・知る・楽しむ」をコンセプトとし、ツムラや漢方の歴史、漢方製剤ができるまでの工程などを、動画やアニメーションを用いて発信する。
2008年にリニューアルオープンし、年間約4000人が来館する「ツムラ漢方記念館」(茨城県稲敷郡)はこれまで、主に医療関係者向けに公開してきた。今回は一般消費者も対象に、バーチャルで同館を体感できる機会とする。
Webサイトは主に「1F」「2F」から成る。「漢方の歴史」「ツムラの歴史」など、気になる箇所をクリックすると、動画やアニメーションを閲覧できるページに進む。動画は「漢方の歴史」2篇、「ツムラの歴史」3篇、「ツムラと中将姫」1篇、「漢方製剤ができるまで」1篇を用意した。
「ツムラ漢方記念館」は現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、見学を中止中。見学再開後も、医薬品製造工場敷地内に立地するため、主に医療関係者のみの限定公開予定。