⼤塚製薬は、7⽉17⽇にカロリーメイトのWeb動画「2020年、夏、部活。」篇を特設サイトで公開した。
カロリーメイトでは、2018年夏に「部活メイト」と題したキャンペーンを展開。インターハイ30競技の部活に取り組む学生たちにインタビューし、撮影したグラフィック広告をOOHとして出稿し、話題を集めた。以降、部活をテーマにコミュニケーションを展開している。
本年度のテーマは、「2020年の部活生たちの自主練」。新型コロナウィルスの感染拡⼤の影響により、今年はインターハイや全国高校野球選手権大会の中⽌、休校など学⽣の⽇常にも影響があったことを受け、それぞれの想いを胸に、⼀⼈で、チームで、今に向きあう彼らの姿を追いかけた。締めのキャッチフレーズは、「すべての努力のそばに。」。
「学生たちがコロナ期間中、何を考えていたのか、大会中止などもあった中、部活に対してどう向き合っているのか。できるだけリアルな気持ちを汲み取った施策にしたいと思い、たくさんの部活生にオンラインでインタビューを行い、撮影を進めました」と、博報堂 クリエイティブディレクター 小島翔太氏。このキャンペーンは、小島氏を中心とするデジタルネイティブ世代のクリエイティブチーム「CREATIVE TABLE 最高」が手がけている。
そのインタビューは、野球やサッカー、吹奏楽部などに所属する学⽣60人にも及んだ。そして学⽣たちから聞こえてきたのは、悔しさや不安だけでなく、今⾃分にできることを考えて取り組んでいる「⾃主練」のエピソードだった。
3分半にわたるWebCMでは、一人でバスケットゴールにシュートを続ける学生、暗い廊下でフルートを吹く学生、壁に向かってボールを打ち続ける学生、⾃宅や公園でできることに⼯夫して取り組んでいる学生たちの姿をカメラが追いかけた。映像の合間には、「発表された時は、無⼼でした」「あの空間、あのメンバーで練習する時間が、幸せだったんだなって思いました」「今までやってきたことが、決して消えるわけじゃない」など、インタビューから浮かびあがってきた彼らの本音をコピーにして伝えている。
「実際話を聞くと、10代の子たちのまっすぐな感性やひたむきな姿勢に、大人である僕たちの方が考えさせられることばっかりでした。作っているのはWebCMとグラフィックなのですが、2020年という世界にとっても特別な年に、彼らが何と向き合い、何を考え、日々部活をしていたのかというリアルドキュメンタリーな広告が作れたと思っています」(小島氏)。
本キャンペーンでは、Web動画のほかにグラフィック広告も雑誌で展開する。グラフィックでは、それぞれの思いをボディコピーにし、それぞれの思いをより伝えている。
スタッフリスト
- 企画制作
- 博報堂+AOI Pro.
- CD
- ⼩島翔太
- AD
- 野⽥紗代
- 企画
- 杉⼭芽⾐、荻原海⾥、中⽥みのり
- 演出
- ⼤野⼤樹
- 撮影
- 今村圭佑(動画)、⼩野啓(グラフィック)
- PR
- 久松真菜、鈴⽊貴秀
- PM
- 栗林佑丞、⽵⿐駿
- CAS
- 久永敏克
- 編集(オフライン)
- 高橋陽一
- コンポジター
- 太田拓也
- ミキサー
- 北穣至
- 音楽PR
- Erik d. Reiff、Kenny Dallas(audioforce)