国・自治体・市民団体など15団体でつくるジャパンSDGsアクション推進協議会は7月29日、都内で記者会見を開き、日本のSDGsアクションを推進する官民連携プロジェクト「ジャパンSDGsアクション」の発足を発表した。啓発イベントやnote上に設けた公式ページ「10年後の未来をつくるノート」などで、一人ひとりのアクションを促進させる。
同協議会会長の蟹江憲史氏(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授)は、「これまではSDGs達成に向けて基盤を整えてきましたが、2030年までの10年間は“行動の10年”です。マルチステークホルダーが連携することで、国内のアクションを加速させていきたい」などと挨拶した。
本プロジェクトでは、SDGsアクションに取り組むすべての人を「SDGs People」と定義。その第1号として女優・創作あーちすとののんが選ばれた。ほかにも、お笑いジャーナリスト・たかまつなな、オリィ研究所共同創設者COO・結城明姫氏、コークッキング代表取締役CEO・川越一磨氏、WOTA代表取締役CEO・前田瑶介氏を選定。5人は、SNSでの発信やイベントの参加などで、プロジェクトのプロモーション活動を行う。
また、2021年3月26日~27日には、横浜市で啓発イベント「ジャパンSDGsアクションフェスティバル」を実施。シンポジウムやトークセッションを通じて、SDGsを達成するためのアクションを後押しする。
同日に国連開発計画(UNDP)主催のグローバルアクションイベント(オンライン)も開催予定で、2つのイベントを連携させることで全世界に向けた発信を狙う。なお、フェスティバルはリアルとオンラインを組み合わせた形態で企画しているが、新型コロナウイルス影響による変更の可能性もあるという。