月刊『宣伝会議』9月号(7月31日発売)では、各領域のコミュニケーションツール制作のプロフェッショナル6組に、店舗で使用するポスター・POP、オンライン会議用バーチャル背景の制作を依頼。作品は、本誌記載のURLよりダウンロードして実際に使用していただけます。
ここでは、制作にご協力いただいたクリエイターの内、3組の方を紹介します。
POPライター はりまりょう氏
はりま氏は、書店員出身の手書き系POPライター。主に漫画作品のPOPをはじめ、飲食店のメニューPOPやチラシを制作している。現在は、ニュースサイト“ダ・ヴィンチニュース”にて、『マンガPOP横丁』も連載中。
本企画では、「ソーシャルディスタンス確保をお願いするPOP」というテーマで、「人間」という単語の「間」という文字に着目し、“離れる・距離を取る”というネガティブに思われがちな行為を前向きにとらえられるPOPを制作した。
チョークアーティスト 河野真弓氏
河野氏は2009年よりチョークアートを始め、日本とオーストラリアでカラーのチョークアートを学んだのち、白墨を使った黒板アートを独学にて習得。看板や内装の制作から、ドラマやアニメ、映画などのビジュアルポスター、ライブペイントやCM撮影などの企業広告なども手掛けるチョークアーティストとして活躍し、TVや雑誌などのメディアにも多数出演している。
河野氏は本企画において、「ソーシャルディスタンスをお願いするチョークアート」を制作。
ソーシャルディスタンスによる距離を、「まるで恋をしている時の“近づきたいけど、気恥ずかしくて近づけない”という甘酸っぱさ」を感じるような距離として楽しめるような作品となった。
Metro Ad Creative Award 2019デザイン部門グランプリ受賞チーム
安田広美氏、大友景祐氏
安田氏は中央アド新社 制作部 第1制作チームでアートディレクターとして、大友氏は同じく中央アド新社のDX推進部でプランナーとして活躍中。両氏は、Metro Ad Creative Award 2019のデザイン部門でグランプリを受賞した。
安田氏・大友氏は今回、「コロナ対策に前向きに取り組めるポスター」を、RPGゲームの世界観で表現。コロナ禍において、一人ひとりの「検温」や「マスクの着用」といった行動が、ゲームの主人公である勇者が「世界を救う」ように重要なことであるというメッセージを発信した。
— 月刊『宣伝会議』9月号では、各領域のプロフェッショナルが制作した計7点のクリエイティブアイディアを掲載しています。
・月刊『宣伝会議』9月号(デジタルマガジン)
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