ワタミと東京都豊島区教育委員会は7月29日、日替わり夕食宅配を行う「ワタミの宅食」を活用した学童クラブへの弁当提供に関する連携協定を締結。本協定に基づき、まずは8月11~22日の夏休み期間中、同区運営の22カ所の学童クラブで希望者にワタミの宅食の「まごころ御膳」を有償提供する。
同社によると、「ワタミの宅食」の弁当・惣菜の提供方法は、顧客と同じ地域に住むスタッフによる“手渡し”を基本とするなど、日々のコミュニケーションの創出に力点を置いている。そのため、高齢者世帯の見守りの他、コロナによる臨時休校を受け、子育て層の家庭に対し、弁当・惣菜を無料(宅配料別)で届ける「臨時休校支援」など、世の中の課題解決に向けた取り組みを進めてきたという。
今回の連携協定締結で、さらに公民連携で子育て層を支援できる、と話す。また、弁当は品目数やカロリー、塩分にも配慮することで、児童の健康維持にもサポート。ワタミと同区は、今回の協定締結を機に、今後、冬休みや春休みなどにおいても、同様の事業実施を検討している。
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