新規事業を先導する、理念を基軸としたブランドコミュニケーション
宣伝会議は、新刊書籍『事業構想型ブランドコミュニケーション』を刊行しました(販売:株式会社宣伝会議/発行:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学)。
著者は、パナソニック ブランドコミュニケーション担当参与(兼)ブランドコミュニケーション本部長、施設管財担当参与、企業スポーツ推進担当参与の竹安聡氏(学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 教授)で、2018年に創業100周年を迎えたパナソニックの事例を基に、いかにして理念を継承し、またその理念をブランドコミュニケーション活動の中で体現していくべきかについて解説しています。
また「ブランドコミュニケーションとは伝えることで終わるのではなく、継続的に経営理念を発信し、ステークホルダーとの接点をつくり、絆を構築し、新たな事業の芽を育んでいくことに役割がある」と考える著者の取り組みから、新規事業を先導する、理念を基軸としたブランド戦略の在り方についても言及。
100年の歴史を振り返るだけでなく、「理念経営」や「理念継承」「ブランド戦略とインターナルコミュニケーション」、「SDGsを基点とした新事業開発」など昨今、国内の企業において課題となっている項目について、具体的な実践の取り組みを紹介しています。
【目次】
はじめに 理念に基づくブランドコミュニケーションと事業構想
第1章 100年にわたり継承される、パナソニックの経営理念
第2章 パナソニックにおけるブランド戦略の基本的な考え方
第3章 他社事例に見る、理念に基づくブランドコミュニケーションの考察
–ANA、オムロン、コマツ、CCC、三菱商事
第4章 事業と時代で見る、パナソニックのブランド変遷
第5章 広がる、ブランドコミュニケーションの範囲と表現
第6章 ビジュアル・アイデンティティ・パナソニックの広告宣伝100年の歩み
第7章 「A Better Life, A Better World」の構想と実践
第8章 ビヘイビア・アイデンティティ「Wonders! by Panasonic」
第9章 事業構想と「SDGsコミュニケーションプロジェクト」
【著者プロフィール】
竹安 聡(たけやす・さとし)
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学教授
パナソニック ブランドコミュニケーション担当参与(兼)
ブランドコミュニケーション本部長、施設管財担当参与、企業スポーツ推進担当参与
1956年10月生まれ。大阪府出身。1979年同志社大学商学部卒業。同年、松下電工株式会社入社。2005年執行役員、2009年取締役、2012年パナソニック株式会社役員。新規事業として介護商品・サービスを手がけるパナソニックエイジフリー株式会社を創設・拡大したほか、海外企業のM&Aや各種ソリューションビジネスを立ち上げた実績をもつ。