KADOKAWAは8月1日より、埼玉県所沢市に設置された日本初となる「LEDマンホール」にてKADOKAWA作品のイラストを活用した広告の掲出を開始した。
「LEDマンホール」は、所沢市上下水道局が広告用デザインマンホールとして開発した、LEDで自発光するマンホール。今回が日本で初めての設置となる。
設置場所は、KADOKAWAが2020年11月6日にグランドオープンを予定しているポップカルチャーの発信拠点「ところざわサクラタウン」と最寄り駅・JR武蔵野線「東所沢駅」を結ぶ歩道付近。
所沢市上下水道局は平成30年度より、マンホールの蓋を広告に活用した事業を行っており、今回のLEDマンホールはその広告事業を環境負荷の低減や防犯などの視点から発展させたもの。
KADOKAWAは「ところざわサクラタウン」の開業準備で、東所沢駅から同施設までスムーズに誘導するための施策を所沢市などと協同で検討する中、LEDマンホールの開発を知り、誘導のみならず夜間の防犯にも役立つのではないかと考え、広告の実施に至ったという。
広告掲出についてKADOKAWAの担当者は「ファンの方にはなじみがある作品やイラストでも、一般の方には『この原作がKADOKAWAのものである』とはあまり知られていない。そのため『ところざわサクラタウン』の近隣の方にKADOKAWAの作品を知っていただける機会になるのではないか」と話している。
さらに「『マンホールサミット』が開催されたり、『マンホールカード』が各地で配布されたりと、マンホール自体にもファンがいるので、その方々にも、KADOKAWAの作品や『ところざわサクラタウン』に興味を持ってもらえることを期待している」とコメントした。