日産自動車は、7月に開催した「日産 アリア」ワールドプレミアにて、主に広告やブランディングなどで活用する新しいコミュニケーションロゴとビジュアル・アイデンティティを発表した。
これは日産のデザインチームが発表した、車種に使う新しいイルミネーション付きエンブレムを元になっている。
最初に日産グローバルデザインチームが、今後発表する車種のためのエンブレムとしてロゴを制作。その後、グローバルで日産のマーケティングおよびコミュニケーションの指揮をとる TBWA 内の総合ユニットであるNissan United(グローバル・プレジデント Jon Castle)と、TBWA のデザイン・バイ・ディスラプション(DXD)ユニットが、柔軟性が高く、幅広く使用できるブランドアイデンティティシステムを作り上げた。
このブランドアイデンティティには、広告、デジタルプラットフォーム、Webサイト、販売会社など、すべてのコミュニケーションに対応できる 2D と 3D ロゴのアプリケーションが含まれている。これらの開発は数年にわたり、両社の協同プロジェクトとして進められた。
新しい日産ロゴは、これまで同様「NISSAN」の文字をロゴの中央に配置することで、過去の名車や同社の進化の歴史を想起させ、一目で日産ブランドと認識できるデザインに仕上げたという。シンプルさとミニマルを大事にしているが、多様なデジタル環境への可能性が追求され、表示されるさまざまな場所にうまく適応できるように作られている。ロゴはライトアップされるが、そこには主に白色を使用することで「さらなる電動化」と「継続するイノベーション」を表現している。
新しく生まれ変わったコミュニケーションロゴは、日産のWebサイトやグローバルコミュニケーションなどに、新しいエンブレムは2021年に発売される日産の主力モデルの新型クロスオーバーEV「日産アリア」のイルミネーションロゴとして使用される。