一瞬しか出ない豪華キャストにも注目!
遠山:澤本さんと一応お知り合いというか、つながりで出させてもらって。台本には、しっかり名前も。でも、セリフは一切なく。
権八:ヌルっといるからさ。気が散っちゃって、あのシーン。
遠山:あんなに映っているとは思わなかった。
権八:いやだよね、あそこ(笑)。
遠山:俺を知っている人はね(笑)。セリフは一言もなくても本当にありがたい。撮影が終わって、夜に「それでは本日クランクアップ、遠山大輔さんです」ってまず言われたの。俺、一言も喋ってないのに。さらに大きな花束も頂いて。一言も喋ってないのに大丈夫なのかなって思ったけど、すごく素敵な思い出が残った収録。
澤本:でも、観た人、みんな気が付いているでしょ、遠山君のこと。
遠山:Twitterですごい言われるんですよ。「それまでも面白かったけど、不意に突然出てきて、真面目な演技をしているのが一番面白かった」って。
権八:そうなのよ。若干気が散るんだよ。お前のせいで。
遠山:知っている人はね。
澤本:ニッポン放送のよっぴーさんも来ていたじゃないですか。
遠山:あっ、吉田尚記さんね。
澤本:よっぴーさん、誰も気が付かないよ。
遠山:確かに僕もわかんなかったかもしれない。
澤本:『ウォーリーをさがせ!』より難しいと思う。
一同:ハハハ。
遠山:オタク役ですよね。
澤本:うん。オタク役で本当に後ろの方でひとりいて、一瞬だけ見えるんだけど、ほかは全く分かんない。だから、180回くらい出ているエキストラのおじさんより目立っていないと思う。
遠山:確かに、そうですね。
澤本:馴染み過ぎちゃって。服も自前で来て頂いたんだけど、普通に立っていたらただのオタクのオジサンになっちゃって。
遠山:ネルシャツでしたっけ。メガネもかけてね。でも、シーンとしては僕と一緒ですよね。
澤本:シーンとしては一緒のところ。
遠山:最後の。
澤本:あの大観衆の後ろの方にいるんだけど、分からない。僕らがよっぴーさんに、「こっち寄んないと映らない」って言っても、よっぴーさんは固くなに同じところにいるから。
権八:映りたくなかったのかな。
澤本:雰囲気としては、ザ・オタクなの。それですごく喜んでくれたのが、台本に“火葬場のオタク”って書いてあったの。
権八:ハハハ。
澤本:それが、「すごいおいしい」って言ってた。
中村:なるほど。
遠山:僕も、出過ぎちゃいけないって思っていたんで。
権八:一番前にいたよ。
遠山:報道記者チームが3人で、僕以外のお二方は劇団の役者さんなんですよ。そのみなさんよりも僕は一番手前にいたから、「これ以上そんなにでしゃばることはないだろうな」って思っていたら、最後なんてすずちゃんと堤真一さんの間に僕の顔がある、みたいな感じでしたよね。
権八:そうそう。
遠山:だから、申し訳ないなって思いましたけど。
澤本:仲のいい人たちが出て、それぞれすごい役に立ってくれているから、僕的には見てて面白かったですけどね。
遠山:西野七瀬ちゃんが、こんなところでって。
権八:あれ、どこだっけ?キャバ嬢?
澤本:違う、違う。
遠山:何でしたっけ。会社員?
澤本:お父さんの会社員。
権八:実験する人ですね。
澤本:そうそう。
遠山:2回くらい出ていましたけど、すぐ分かりました。あと妻夫木(聡)さんも、あんなシーンでね。
権八:そうだよね。
遠山:本当数分ですよ。シーンで言ったら。
澤本:でも、重要よ。妻夫木君の出るシーン。
遠山:確かに、あのシーンは。あと竹中直人さんでしょ。
澤本:あれは重要とは言えないかもしれない。
遠山:序盤でね。面白いシーンで出られていたり。
澤本:でも、ピンポイントで持っていくからすごいなと思いますけどね。一瞬で。
遠山:映画館でもみんなそのシーンを、「面白かったね」と口々に言っていました。「というか、豪華すぎじゃね」って。ずっと華やかじゃないですか。最初から、最後まで。それもすごいなと思いました。