レナウンが募集していた企画の目的は、スーツのサブスクリプションサービス「着ルダケ」のサービス自体の認知度をあげ、利用者を増やすこと。
世代別利用率では、40~50歳代が7割を占めていた。そこで、所有にこだわらず利用する価値観を持つ若年層にも広げていきたいと同社。
想定する約2000万人のスーツ利用者の中でも、ビジネスウエアに合理性を求める、面倒な手間を省きたい、所有にこだわらない人にアプローチしたいと考えた。
そのような内容から応募が集まり、下記の4点が応募作品の中から一次審査を通過した。
①
着ルダケ in Rental Office
川島貴司、井上莉那、佐藤康夫、勝又昌彦、早田圭太郎
自宅やレンタルオフィスなど働く場所が多様化し、カジュアルな服装が増えてきている。しかしそのような中でも、プレゼン、お詫び、商談などスーツが必要なシーンは多々ある。そこで、レンタルオフィスに、レンタルスーツを設置。サービスの対象者を個人ではなく会社にすることで、仕事中にいつでも利用ができるようにした企画だ。
②
内定写真
小阪将央
証明写真を広告スペースとして、スーツの着こなしのお手本写真を掲載。綺麗なスーツを必要とする証明写真を撮る人に、効果的にアピールする。自分の着ているスーツとお手本写真のスーツを見比べることで、着こなしの重要性に気付いてもらうという企画だ。
③
「着ルダケ」アンバサダー
中嶋信次
初めてきちんとスーツが必要になるタイミングは新社会人。しかし新社会人はその必要性に気付けないため、接点のある企業採用担当者をアンバサダーに。スーツの提供はもちろん、身だしなみの研修など身だしなみに関わることを「着ルダケ」が提供していく、という企画だ。
④
着ルダケ贈ルダケ
速石光、是松美久
ターゲットを、内定をもらった高校生や大学生に設定。就職祝いという機会に着目し、親などからプレゼントしてもらう。ご祝儀袋をスーツ型で作成し、そこに無料体験クーポンを入れる。就職祝いをモノからコトへと転換した企画だ。
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