講義で作成したWeb動画をそのまま活用 ブランディングや新ビジネスにつながる

労働人口が減少するなか、企業の競争力を左右する人材教育は重要な課題だ。成長を続ける企業では、広報・PR分野の人材育成にどのように取り組んでいるのか。

Matou 代表取締役CEO
長岡彩子氏

長岡氏は、大手メーカーや教育ベンチャーのデジタルマーケターを経て、着物をテーマとしたスタートアップを創業した。

2019年1月に、第7期「Web動画クリエイター養成講座」を受講した理由は、「いわゆるテキストコンテンツなどとは、クリエイティブの作成アプローチも効果測定についても違うように感じ戸惑ったから」だという。

「とにかくこれから動画の時代がやってくると言われていて、あちこちから動画をつくってはどうか?という意見がでるのに、書籍などで勉強しても、なんだかしっくりとした納得感を得られないと感じていました。Web動画についてどう取り組んで良いのか分からず、受講を決めました」。「講座の内容は、戦略立案についても、どんな時に動画が力を発揮するのか、などのアプローチ方法についても具体的に学べ、動画についての取り組み方に迷いがなくなったので、とても満足しています」と話す。

講義でひときわ役立ったのは、Web動画の制作を行う演習だったという。「グループでひとつ60秒のWeb動画を作成することになりました。クライアントで独立したばかりの万年筆ペン先職人の方の、ペン先加工の依頼が増えるようなHowTo動画を制作しようと、グループに提案しました」。「グループでぜひやってみようということになりました。

課題で作成したペン先職人の動画。
THE NIB SHAPER

そのうえで、グループメンバーから、せっかく動画をつくるのであれば、販促以上にブランディングを目的とした動画にしたらどうだろうか、という提案がありました」と振り返る。「自分が想像していた以上に動画のアイデアが広がりました。完成したWeb動画は、クライアント本人にとても気に入ってもらい、今もWebサイトに掲載されています」。

そして、Webサイトに動画を掲載したことで、思いもよらない反響もあった。「この動画を見た大手文房具店の担当者から、社内研修を依頼されました。理由を尋ねると、『ペン先加工について、販売員が学ぶことで、万年筆の購入者の方に付加価値を提供できると思ったから』とおっしゃっていました」。

はからずも、講義で学んだ動画を公開することで、事業者が気づいていないニーズを、Web動画で引き出すことができる、という内容が実践されたと驚いたという。こうして、文具店向けの研修サービスを始めるようになり、事業がより多角的になっているとのことだ。

また、「今もグループメンバーとの交流を続けていて、一緒にビジネスをするケースも出てきました」という。

長岡氏は、「Web動画の価値や活用のポイントがよく理解できました。今度は、自分で新しく立ち上げた着物のシェアリングサービスで、Web動画を活用します」と意気込む。

Web動画の企画、制作、活用のノウハウを習得するために、長岡氏が受講した講座は……
「Web動画クリエイター養成講座」でした

Web動画の重要性が高まる一方で、企画から撮影編集、発信まで、実務に活かせるレベルまでを学ぶ機会は少ないものです。

本講座は、ビジネスの目的を達成するための課題別のWeb動画の企画方法や、ひとりで始められる撮影・編集のポイント、話題化のためのプランニングのコツを全8回でマスターできるカリキュラムとなっています。

 
<次回の開催日程 〔オンライン開講〕>
■講義日程
第10期2021年1月22日(金)から開講予定
■受講定員
40名

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お問い合わせ
株式会社宣伝会議 教育事業部
MAIL:info-educ@sendenkaigi.co.jp

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