「マーケティングテクノロジーカオスマップJAPAN」はアンダーワークスが2017年から作成を続けているもので、日本中のあらゆるマーケティングテクノロジーを分野ごとに分類し、1枚のスライドにまとめ、国内のマーケティングテクノロジー市場を俯瞰できるようにしたもの。
開始をした当初、2017年のマップに掲載されたテクノロジーの数は272だったが、2018年には485、2019年には931、2020年版では1234とその数は年々増えている。今回、発表された2020年版に掲載された1234種類のテクノロジーは16分野109カテゴリーに分けて紹介されている。
Forresterによれば、米国のマーケティングテクノロジー市場はすでに約15兆円と言われており、この領域に新たに登場するツールの数が急増しているという。
アンダーワークス代表取締役社長の田島学氏は「本来は、顧客チャネルが多様化し、組織・施策が連動せずにバラバラになっている。加えてツールが急増し、またクラウド化で導入が容易になったことから各ツールが連携せずに、そこもバラバラになっている。本来は、企業として1つの戦略で一人ひとりの顧客に一貫した体験を提供すべきところが、社内やツールの断絶が起きて、それが実現できていないのが今の状況。マーケティングテクノロジーのオーケストレーションが必要であるとの考えから、業界全体を俯瞰できるマップを制作している」と話している。