エフエム東京と、博報堂DYメディアパートナーズは9月24日、オンデマンド音声ビジネス領域において協業し、組織的連携を図ることに合意したと発表した。
今回の協業では、両社の強みをかけ合わせ、オンデマンド音声コンテンツの企画開発・制作・販売・仕入れ、両社の持つプラットフォームや広告開発・販売の連携などを推進し、オンデマンド音声ビジネス領域での業務拡大・市場拡大を行うことが狙いだという。
エフエム東京と博報堂DYメディアパートナーズの両社はこれまで、それぞれが日本市場においてオンデマンド音声サービスを提供する独自のプラットフォームを立ち上げるなど、この市場におけるビジネスモデルを模索してきた。
具体的な取り組みは以下の4点。
①オンデマンド音声コンテンツを主軸としたビジネスモデルの開発を、両社の連携により推進。
②広告主のブランドに貢献する「ブランデッドオーディオコンテンツ」の共同企画・制作・セールスを実施。
③「BRAND VIEW ADS」(博報堂DYメディアパートナーズの次世代型広告配信システム)を活用した、両社が持つデジタルオーディオアドの連携、配信。
④広告会社のクリエイターと、放送局のクリエイターがコラボし、これまでにない世界観のコンテンツを創造。また、大手出版社等、外部企業との協働による新しいユーザー参加型のコンテンツ等を年内に配信予定。
海外では、ポッドキャストと呼ばれるオンデマンド音声サービスが広く利用され、アメリカにおいては利用者が1億人、それに関わる広告費は800億円を越えると言われるほどの市場規模になっており今後、日本での市場拡大が期待されている。