今年のイメージキャラクターを務めるのは、女優として活躍する南沙良さん。10代にして、江崎グリコ「ポッキー」やキリン「午後の紅茶」、ソフトバンク「SoftBank学割」など、国民的ブランドのCMに出演し、広告の世界にも活躍の場を広げています。今回の撮影やイメージキャラクターに選ばれた感想について、また「言葉」や「広告」についての思いを聞きます。
-撮影を終えての感想を聞かせてください。
「宣伝会議賞」のポスターは、書店や駅などでよく見かけていました。そのイメージキャラクターに選んでいただけて光栄です。普段は着ることがないシックで大人っぽい衣装での撮影だったので、わくわくして臨むことができました。
-これまでの広告の仕事で、特に印象に残っているものはありますか。
宮沢りえさんと共演したポッキーのテレビCM、「何本分話そうかな」ですね。家族との日常を描いた作品なのですが、現場でお芝居をしていても、実際に完成したCMを見ても、「家族との何気ない日常」の雰囲気が感じられる素敵な作品に仕上がったと思っていました。
-日常生活の中で、「言葉」や「広告」をどのように捉えていますか。
言葉を扱うって難しいな、といつも思っています。私は、自分の感情に「しっくりくる言葉」を探したり、選んだりするのに時間がかかってしまうので、言葉選びや使い方には、日々難しさを痛感しています。広告は普段から目にする身近なものですが、その中にも目を引く言葉もあれば、勇気づけられるような言葉もあって、言葉の存在感の大きさに改めて気づかされますね。
-「宣伝会議賞」に応募する皆さんにメッセージをお願いします。
言葉は「自分らしさ」が反映されるものですよね。自分の想像力や好奇心を言葉で表現できる機会はそう多くないと思うので、ぜひたくさんの方に応募していただきたいと思います。
第58回「宣伝会議賞」の応募要項、課題一覧を掲載した月刊『宣伝会議』11月号は、10月1日発売です。
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南 沙良さん
みなみ・さら/2002年6月11日生まれ。映画『幼な子われらに生まれ』で女優デビュー。初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で数々の映画賞を受賞。11月下旬放送予定の特集ドラマ『うつ病九段』(BSプレミアム)、来年3月5日公開の映画『太陽は動かない』への出演を控える。江崎グリコ「ポッキー」イメージキャラクター。