講談社は、凸版印刷、サイバー・コミュニケーションズと、合弁会社「コンテンツデータマーケティング(以下、CDM)」を設立*。9月30日に発表した。
CDMは豊富なコンテンツ、その開発・運営・マネタイズ力を活かしたサービス展開を強みとする。コンテンツデータと生活者のデータを ID で結び付けて解析し、レコメンデーションやマッチングの精度を高めることで、コンテンツ事業者を中心にソリューション提供を行う。主な事業は以下の3つ。①コンテンツマーケティング事業 ②メディアマネタイズコンサルティング・オペレーション事業 ③ソリューション事業だ。
①は、コンテンツを扱う企業のマーケティング業務の支援だ。生活者の個人情報を安全に管理しながら、メルマガ配信、SNSキャンペーン、アンケート調査、お客さまサポートなど生活者との接点を運営する。
②は、インターネットメディアの収益化を支援する。メディア運営のノウハウとCDM独自の個別最適化ソリューションをフルに活用することで、メディアの高付加価値化とマネタイズをサポートする。
最後に③は、コンテンツ業界のみならず、一般企業のマーケティング活動に貢献するもの。例えば、性別、年齢などの属性情報では届かない生活者に対し、「オタク性」という曖昧なセグメントに届ける広告配信最適化ソリューション「OTAKAD」などを新たに開発・提供するという。