合言葉は「コカ・ペプシ・イヨシ」
嶋野:逆に自分の中で飽きちゃうっていう心配はないですか。
小林隆英:今のところはなくて。目標が明確なので、そこに行くまではたぶん飽きないっていうのと。あとは、経営っていう意味で、すごい自分に経験したことがないような大変なことばかりが起こっていて。ビジネス的におもしろさっていうのは感じていますね。フェーズによって全然おもしろさが違いますね。
嶋野:三大ってちょっと意外だったんですけど。オンリーワン方式をずっと狙われるのかなと思ったんですけど、わりと規模(を狙っているよう)にも見えたんですよ。コカ・ペプシ、って。そこは別に自分の中では違和感なく?
小林隆英:もうそれこそ世界一ぐらいの勢いで考えていて。っていうのはなぜかというと、売り上げって、幸せとか感謝の等価交換だと思っているんですよね。売り上げがめちゃくちゃ大きいっていうことは、世の中により多くの幸せ、ポジティブな効果を与えているということなので。売上のために売上を伸ばすんじゃなくて、あくまで指針として、めちゃくちゃ売り上げを伸ばそうっていう考え方ですね。世の中にどれだけインパクト、ポジティブな効果を与えられるかっていう。
尾上:目標が大きいですね。「コカ・ペプシ・イヨシになる」って掲げていますね。
嶋野:すばらしいですね。
尾上:なかなか言えないですよね。
嶋野:うん。
尾上:クラフトコーラっていうと、オンリーワンに行きそうなものなのに。おもしろいですよね、その設定の仕方は。
嶋野:初めは「すごいことをおっしゃるな」と思ったんですけど、たとえば芸能人の世界とかで考えるとわかるな、と。今だと新垣結衣さんとか長澤まさみさんとかのすごい女優さんがいらっしゃって、テレビとか映画から出てらっしゃった。次のそれくらいの人気あるスターって、本当にYouTuberから出るって言われてもあんまり違和感がないじゃないですか。
尾上:ないですね。
嶋野:だから次のすごいブランドって、まさに個人から出てもおかしくないって思って。あながちすごい大きい夢とは思えない、現実的に考えてるんじゃないかなって思って、感動しましたね。
尾上:たしかに、そうですよね。もともとすごいブランドってひとりから始まってますもんね。その始まりにも見える。
嶋野:もしかしたら立ち会ってるのかもしれないですね。その瞬間に。
尾上:そうですね。そういった感じでこう、ブランドのイメージを、ビジョンが明快で、世界一になるっていう設定も、「コカ・ペプシ・イヨシ」というのもキャッチーでいいなと思うんですけど、とはいえプロモーショナルに商品をどう広めるか、という話も聞いてみたりしました。