コピーライターを目指すための挑戦が、コピーライターを諦める理由になりませんように。

【前回コラム】「書きたいのに書けないあなたに。」はこちら

第58回「宣伝会議賞」の募集が始まりました(応募締め切りは11月19日)!第58回「宣伝会議賞」の審査員の方々のコラムをリレー形式で紹介していきます。第5回は堀井沙也佳さんです。

堀井沙也佳
ビーコンコミュニケーションズ
コピーライター

武蔵野美術大学卒業後、コピーライターに。日本マクドナルド/ほんのハッピーセット「読み聞かせ。寝たら、成功。寝なかったら、大成功。」がTCC・OCC新人賞受賞。ビーコンコミュニケーションズ企業広告「受賞できなくて悔しい。と、思えることすら羨ましかった。」がFCC審査員特別賞受賞。

 

コピーライターを目指す人なら、きっと一度は通る「宣伝会議賞」という試練。

特に私のように、新卒ではなく中途でコピーライターを目指す人間にとっては喉から手が出るほど欲しい「賞」でした。
だって、就職活動をしようにもポートフォリオに載せる実績がないわけですから、とにかく賞を取って、自分をアピールできるものが欲しいわけなんです。

しかしそんな私の焦りなど、コピーの神様は露知らず、頑張って書いたコピーは、箸にも棒にもかからない。「あの子が宣伝会議賞の○次審査まで通過したらしいよ」「あの人は受賞したって!」などの噂を耳にしては、自分の書くコピーの非力さを思い知り、落胆する日々を過ごしていました。

そしてとうとう、審査員を努めさせていただく今日に至るまで、宣伝会議賞を受賞することはできませんでした!!
(胸を張って言うことではないのにエクスクラメーションマークなんかつけてしまいすみません)

つまり何が言いたいのかといいますと…
コピーライターを目指すみなさん。
頑張って賞を取ると、実績もつくれるしお金ももらえる!周囲からの羨望の眼差しもゲットできる!いいこと盛りだくさん!
でも、賞を取れなくても、コピーライターとしてなんとか生きている人間がここにいます。なので、あまり気負わずに挑戦してみてはいかがでしょうか。と、伝えたかったのでございます。

宣伝会議賞は、実際の仕事と違って、書きたいことを自由に書ける場です。コピーを磨く場でもあり、楽しむ場でもあります。

「賞が取れないから、自分には才能がない、向いてない」なんて思わずに、宣伝会議賞への挑戦を思い切り楽しんでみてください。
コピーライターを目指すために挑戦した宣伝会議賞が、コピーライターを諦める理由になっては悲しいですからね。

月刊『宣伝会議』12月号

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今年で第58回を迎える「宣伝会議賞」は、「コピーライターの登竜門」として長年にわたり、若手のクリエイターやクリエイターを目指す方々に活躍の機会を提供してまいりました。前年度は62万点以上の作品応募があるなど、日本最大規模の広告賞となっています。クリエイティブ能力に自信のある方も、力を試してみたい方も、自分の新たな可能性を発見するチャンスです。

第58回「宣伝会議賞」審査員
第58回「宣伝会議賞」審査員
第58回「宣伝会議賞」審査員
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