日清食品は11月24日から、和風カップ麺ブランド「どん兵衛」の「どん兵衛部長」を募集するキャンペーンを開始した。対象は群馬県と茨城県の2県に在住かつ在学する学生。各県1名ずつ選出された「どん兵衛部長」は、日清食品の社員と共に「どん兵衛」のマーケティング活動に取り組む。
日清食品では2019年、若年層に“商品のマーケティング”と“地域活性化のためのアイデア作り”を体験してもらいたいとの考えから、群馬県内の大学生を対象に「日清のどん兵衛発想講座」を実施。学生発案の「日本一高いどん兵衛」「日本一安いどん兵衛」は、2020年2月、前橋市の遊園地「るなぱあく(前橋市中央児童遊園)」で販売された。イベントに合わせて「群馬県、未開拓」と題する全面広告を上毛新聞(1月25日・朝刊)に掲載。関東圏においては群馬県での販売実績に課題があったことから、同県での施策に力を入れるとしていた。
本プロジェクトは「学生」と「どん兵衛」のコラボレーションを通じてさらに多くの地域を盛り上げようと、群馬県と茨城県の高校生・大学生・専門学校生を対象として企画。地元食材を使ったアレンジレシピの開発や、スーパーの売場づくりの提案、販売促進プロモーション企画の立案・実施、取材対応など、マーケティング戦略活動の一連のプロセスを体験できるという。