博報堂DYMPが広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS」を提唱し、統合運用サービスの提供を開始

博報堂DYグループでメディアサービス基盤の開発、運用を担う博報堂DYメディアパートナーズ(博報堂DYMP)は12月1日、広告メディアの統合運用サービスの提供を順次開始すると発表した。

あわせて博報堂DYMPは広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」を提唱。「AaaS」は商標登録出願中という。

「AaaS」とは、昨今の「SaaS」や「MaaS」といった他業界のサービス同様、広告取引とそれに必要な情報がすべてオンライン化され、広告主のマーケティング目標達成に必要なサービスが常時接続的に提供されるというモデル。

広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」)から「広告効果の最大化」によるビジネス(いわゆる「運用型」)への転換を見据え、同業界のデジタルトランスフォーメーションを推進する。

同社は約2年間の準備期間を経て、メディア取引データを一元的に取り扱うデータウェアハウスを含む各種サービスの基盤となる「博報堂DY次世代メディアシステム」​をデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムと協働で開発。

今後は、広告効果を最適化するソリューション群である「博報堂DY次世代メディアソリューションズ」などシステム及びソリューションを高度に統合的に活用・運用するコンサルティングサービスを提供していく予定。

同社ではこれまでメディアごとに分断されていることなどから、広告メディア活動を全体から見ると生じていた無駄を、テクノロジーにより排除し、メディア投資効果を最大化することで広告主の事業成長 に貢献することを目指していきたいとしている。

(図)「AaaS」モデルの全体概要

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