日経BPコンサルティング(東京・港)は11月25日、「大学ブランド・イメージ調査 (2020-2021)」を発表。首都圏編(120校対象)のブランド総合力1位は東京大学。その後早稲田大学、慶應義塾大学と続いた。
14回目となる本調査は2020年7月22日~8月24日の期間、全国の主要大学計457校(医科大学や体育大学、短期大学などは除外)を対象にインターネット調査を実施。有効回答数は、6282件(首都圏編)。
東大・早稲田・慶応のトップ争いは接戦に
首都圏の主要大学120校における大学ブランド総合力ランキング第1位は前回に引き続き、東京大学(87.3ポイント)。早稲田大学(83.7ポイント)、慶應義塾大学(82.4ポイント)が続いた。
この3校は総合力上昇ランキングでもトップ3で、4位以降との差は広がったが3校の上昇スコアは慶應、早稲田、東大の順。3校間のスコア差は小さくなり、首都圏の大学ブランド力トップ争いがより接戦になっている。
【首都圏編】大学ブランド総合力ランキング トップ20
愛子さまご入学で学習院のイメージアップ
大学に関する49項目のイメージについて得票率を見ていくと、「いま注目されている、旬である」の第1位は青山学院大学。
学習院大学は「礼儀正しい、上品である」「伝統や歴史を重んじている」「誠実である、正直である」の3項目で第1位を獲得した。特に「礼儀正しい、上品である」は、31.7%と得票率が高く、2位(学習院女子大学)と約8ポイント差をつけて突出している。
これらは例年強いイメージではあるが、今年は天皇皇后両陛下の長女、愛子さまが4月にご入学されたことが影響したと考えられる。
【首都圏編】各ブランド・イメージ49項目で第1位になった大学一覧
12月9日10時50分追記:記事初出時、文中の表記に誤りがあったため修正しました。