サントリー食品インターナショナルは、12月10日から「クラフトボス」ブランドにおいて、オリジナルWeb動画「Flash Back Memories」を特設サイトで公開する。本動画は、2020年12月末でサービスを終了する「Adobe Flash」の歴史を取り上げた内容となっている。
「クラフトボス」シリーズは2017年に誕生。時間をかけてコーヒーを楽しむという新しいスタイルが好評となり、IT企業を中心とした新たなワークスタイルで働くビジネスパーソンなどからも多く支持された。
今回、コーヒーの“新しい”スタイルを提案してきた「クラフトボス」が、“新しい”を生み出してきたFlashカルチャーを振り返り、クリエイターの次の“新しい”創作を後押ししたいという思いから、オリジナルWeb動画を制作。Flashクリエイターへの感謝と、Flashと共に育った大人への応援をコンセプトとしている。
本動画は、「ペリー」の声としてお馴染みの俳優・宮崎吐夢のナレーションとともに、主人公である32歳のクリエイターの過去を振り返っていくというストーリー。「モナ―」や「ギコ猫」、「しぃ」といった懐かしのアスキーアートのほか、「ゴノレゴ」や「カナヘイ」、「CATMAN」など時代を彩ったコンテンツが登場する。
制作スタッフには、主人公と同じFlash世代が集結。企画・演出に当時の思い出などを多く詰め込んだ。また、過去のコンテンツやメディアを登場させる上で、当時のクリエイターや各種メディアからの許可を得られたことで、「本物の歴史」を描くことができたという。
博報堂ケトル クリエイティブディレクターの陶國直孝氏によると、主人公の中学・高校時代のPCやデスク上の小道具は、美術スタッフが当時の私物を持ち込んでつくった。「インターネットを接続している時間が当時“テレホーダイタイム”と呼ばれた23時以降だったり、2ちゃんねるで紹介されるURLに冒頭の“h”がなかったり。BGMの音楽も過去のWindowsの起動音やクリック音を使用するなど、細部の設定にまでこだわって制作しました」と 陶國氏。特設サイトも、当時のWebサイト風にこだわり、懐かしいと思ってもらえるような仕上がりとした。
Flash世代の思いを詰め込んだ動画は、一度は見たことがある懐かしのコンテンツを経て、最後には、「さぁ、つぎの新しいを生みだそう。」というコピーで締めくくられている。
スタッフリスト
- 企画制作
- サントリーコミュニケーションズ+博報堂ケトル+博報堂+博報堂プロダクツ
- CD
- 安永翔、陶國直孝(CD+企画)
- 企画
- 谷脇太郎
- C
- 平佐慧
- Pr
- 布山麗央(デジタル)、栩谷啓太
- PM
- 松浦卓矢
- 演出
- 岩﨑亮太
- AE
- 多田宜広、井上隆、岡田賢斗、坂本修一朗
- NA
- 宮崎吐夢
- 楽曲
- cubesato