戦略的目標の達成に成果を上げた、最も優れたマーケティングコミュニケーション活動を称える「APACエフィー賞」(以下、エフィー賞)。本アワードが、2021年度のエントリーの受付を開始した。
エフィー賞はマーケティングコミュニケーション活動の効果を競うもので、1968年にNew York American Marketing Associationによって制定された。現在はグローバル エフィー、ポジティブ・チェンジ エフィーなどを含めた50プログラムがあり、アジア太平洋域、ヨーロッパ、中東・北アフリカ、北アメリカ、ラテンアメリカなどの地域別、47ヵ国以上の国別エフィー賞がある。
また、世界中のEffie Awardコンテストのファイナリストと受賞者のデータを分析することにより、最も効果的な広告会社、マーケター、ブランド、ネットワーク、持ち株会社を特定してランク付けする「Effie Index」を毎年発表している。そのため、マーケティング効果のグローバルスタンダードとして知られている。
アジア太平洋地域を対象にしているのが「APACエフィー賞」だ。日本からは2020年度に、フレーベル館「たべることば」(電通)、プロクター&ギャンブル「The Hairy Tale」(グレイ東京)、マース ジャパン/スニッカーズ「#アイドルを取り戻せ」(I&S BBDO)、日本経済新聞「見えてきた?」(マッキャン・エリクソン)が入賞している。
2021年度の対象となる作品は、2019年9月1日~2020年12月31日までに出稿されたもの。エントリーは2021年2月5日より段階的に締め切られ、手続きの最終締切は3月19日、素材の最終提出期限は4月5日となる。エントリーキットは、APACエフィーのWebサイトよりダウンロードできる。
APACエフィー賞2021年度のアワードチェアマンには、電通インターナショナルのAPAC CEOで電通インド 会長のAshish Bhasin(アシシュ・バシン)氏が就任した。
バシン氏は「エフィー賞は、結果に報いるという点でユニークです。もちろん、素晴らしいブランドのインサイト、最高レベルのクリエイティビティ、完璧なエグゼキューションは欠かせません。それらなしには、エフェクティブ(効果的)な結果を達成することは困難です。エフィー賞は、常に素晴らしい仕事にスポットライトを当ててきました。それは消費者だけでなく、ブランドにも利益をもたらします。来年、審査員と共に、APACの最高の作品を見ることを楽しみにしています」とコメントしている。