テーマは日本に暮らす外国籍の子どもの未就学問題、毎日新聞社の企業広告

毎日新聞社は、12月17日より企業CMの放映を開始した。

CMのテーマは、同新聞に掲載している“にほんでいきる”という報道シリーズ。このシリーズでは、日本で暮らす外国籍の子どもたちの教育を受ける権利がないがしろにされている実態を、2019年1月7日付朝刊から継続的に報じている。

それをテーマにしたCMでは、この国に生きていながら、見過ごされている子どもたちの声が新聞の見出しのように浮かびあがる。

 

キャッチフレーズは、「新聞にできることを、あきらめない。」。CMの最後で新聞社としての強い決意を伝えている。

「外国籍の子、未就学2.2万人という数字ではなく、その背景にあるひとりひとりの子どもたちを丹念に取材し社会に問い続けた毎日新聞の報道姿勢を表現すること意図しました。日本でも弱者の声が届きにくくなり分断が進むと言われる時代だからこそ社会をつなげていく役割としての新聞の意義も伝えたいと思いました」と、POPS クリエイティブディレクター 田中淳一さん。

このシリーズの報道をきっかけに、文部科学省が全国調査を実施するなど、行政を動かす原動力にもなったという。国籍を問わず教育を受ける権利の拡充を訴え、外国人との共生社会実現に向けて問題を提起する優れたキャンペーン報道として高く評価され、2020年の新聞協会賞に選出されている。

 

スタッフリスト

企画制作
毎日広告社+POPS+二番工房
CD+企画+C
田中淳一
AD+D
田中誠
CPr
土田琢磨、田中仁
Pr
須堯大介
PM
大石洸、上村翼
演出
今井伸哉
撮影
田川雄一
AE
西野孝史、石原鉄平、曽我部晋作

ecd:エグゼクティブクリエイティブディレクター/cd:クリエイティブディレクター/ad:アートディレクター/企画:プランナー/c:コピーライター/d:デザイナー/演出:ディレクター/td:テクニカルディレクター/flash:flash制作/me:マークアップ・エンジニア/pgr:プログラマー/epr:エグゼクティブプロデューサー/pr:プロデューサー/pm:プロダクションマネージャー/ap:アカウントプランナー/ma:録音/st:スタイリスト/hm:ヘアメイク/crd:コーディネーター/i:イラストレーター/cas:キャスティング/ae:アカウントエグゼクティブ(営業)/na:ナレーター
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