視聴者の視聴態勢からテレビのアテンションデータを取得・提供するTVISION INSIGHTSは、セールスフォース・ドットコムが提供するプラットフォームであるDatorama(デートラマ)とのデータ連携開始を発表した。
TVISION INSIGHTSでは、顔認識・人体認識アルゴリズムを組み込んだ自社開発の調査機器を用い、「誰がテレビの前にいるか」「視線がテレビに向いているか」を毎秒で判定し、これをテレビの「アテンションデータ」として提供している。
セールスフォース・ドットコムが提供するデートラマは、イスラエルで2012年に創業したデートラマ社が開発した独自のマーケティングインテリジェンスプラットフォームで、意思決定のスピード化とROIの向上を図るためのツール。売上やリード件数、レジ通過客数、SNSの口コミ量といったマーケティングや広告に関わるさまざまなデータをひとつのダッシュボードに統合、可視化することができる。
今回のデータ連携により、プラットフォーム上で自社、競合のテレビ広告出稿状況だけではなく、アテンションベースでの獲得リーチ量も把握できるようになる。また、広告認知や来店数、アプリのコンバージョンといったビジネスKPIとアテンション量の関係を把握することが可能になるという。
今後TVISION INSIGHTSでは、デートラマで連携できるデータやフォーマットを増加させると共に、テレビCMデータ活用ノウハウを利用したリーチ最適化・シミュレーション分析や、MMM分析パッケージなど、同社のデータサイエンティストによるコンサルティングメニュー開発も検討していく方針。
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