いろんなものが制限される状況で、より音楽に必死になった(ゲスト:渡辺淳之介)【後編】

ファッション業界に物申す!?賛否両論覚悟の進出秘話

権八:あ!今日ね僕、淳之介ブランド。

渡辺:ありがとうございます!

権八:何だっけ?アダルト……違う。

渡辺:「NEGLECT ADULT PATiENTS」。

権八:はい。全身エアマックススリッパから短パンから全部着てきましたけど。

渡辺:ありがとうございます。

権八:洋服のブランドをやっていますが、渋谷の道玄坂にお店もありますよね?

渡辺:お店もあります、はい。

権八:「MULTiPLE MANiACS」。ぜひ皆さん行っていただきたいんですが。あの、なんか今後チャレンジしてみたいことを。

渡辺:(笑)。

権八:え?!

渡辺:マジで台本そのまま読んでいるだけじゃん(笑)!

権八:(笑)。

渡辺:今の、「MULTiPLE MANiACS」の話が広がっていくのかなと思ったら。

権八:じゃあ「MULTiPLE MANiACS」の話をしてもいいけど(笑)。

渡辺:いや、いいですいいです(笑)。

権八:なになに?いいじゃん別に、ここに書いてあるんだからさー(笑)。ちょっとそろそろ聞いた方がいいのかな、こういうことも、と思って。

渡辺:いきなり今後チャレンジしてみたいこととか(笑)。いきなり飛びましたよね?

権八:じゃあちょっとその前に……「MULTiPLE MANiACS」のお店をやってますよね。

渡辺:はい。

権八:で、「NEGLECT ADULT PATiENTS」というブランドもやっていて。東京コレクションにもね。

渡辺:はい、毎年やらせてもらっていますけど。

権八:ファッションショーもすごく面白くて、モデルの女の子がカップ焼きそばを食べながら出てきたり。

渡辺:はい。

権八:それからトルソーに洋服を着させて、トルソーを引っ張ってモデルが歩いてくるだけとか。だからパンクっていうか、そのファッション業界に対してこう、物申すというかね。

渡辺:そうですねー。

権八:あれって、ファッション業界の評価ってどうなんですか?

渡辺:いや、めっちゃ怒っていましたね。

一同:(笑)。

権八:そうなんだ。

渡辺:「バカにすんな!」みたいなことをいう方もいましたし。でも逆に「こういうのがいいんだ」って言って応援してくれる業界の方もいました。二分していましたね。でもやっぱり音楽もそうだし、ファッションもそうですけど、僕の気持ちはどちらかというとインディーズ的な感じというか、逆に目立たないと見てもらえなかったですよね。音楽もそうだったんですけど。

権八:はいはい。

渡辺:だったら逆にお客さんに石を投げつけるっていうか、それで振り向いてもらうっていうことをやってきている感じはしていて。だからある意味音楽の仕事を始めた時のような感覚で、今ファッションもやらせてもらっている感じですね。

権八:僕は3年4年ぐらいかな?一緒にいろいろやらせてもらっているんだけど。

渡辺:そうですね。

権八:最初にそういうインディーズ精神でやってきてたんだけど、ちょっとメジャーの方に勝負をかけていきたいってね。それでちょっと一緒に手伝ってもらえないかっていうね。

渡辺:そうです。僕がラブレターを渡しに行ったんですね、権八さんに。

権八:そうそう。なんか好きですみたいな感じのね。僕ら広告でずっとSMAPとか、メジャーなフィールドでやってきているので。だけど、やっぱりやってることがすごく面白いなって思ったから。

渡辺:ありがとうございます。本当は断るつもりだったっていう、メールをくれましたよね?

権八:(笑)。

渡辺:「本当は断るつもりだったんだけど、何とかするかもなー」みたいな感じで。

権八:そんな言い方したっけ(笑)?

渡辺:はい。権八さん、さすがコピーライターだなあと思うんですけど文章長いじゃないですか。

権八:(笑)。ちょっと待って。そう?

渡辺:長くないですか?僕いつも思うんですけど。LINEって短いセンテンスのやり取りをするのにすごく有効なツールじゃないですか。

権八:はいはいはい。

渡辺:権八さんのLINE長いですよ。

権八:そうだよね。

渡辺:別に嫌とかじゃないんですけど、やっぱそういうとこなんだろうなーみたいな。

権八:なんだろう?

渡辺:だから言葉の魔術師。

権八:バカにしてるじゃん(笑)。

渡辺:バカにしてない(笑)。

権八:バカにしてるだろ(笑)。確かによく言われる、長いって。なんか書いちゃうんだよなぁ。最初の時もそうだった?その時はメールかな。

渡辺:そうですね。メールさせてもらって、受けてもらえるようになって。あれも好きだった!T.M.Revolutionの『魔弾~Der Freischutz~』。

権八:澤本さんと一緒にやったPVね。最初がBiSHのPV『GiANT KiLLERS』。

渡辺:そうそうそう。

権八:フジテレビの亀山千広社長の息子が後輩でいて、彼に「BiSHってすごく面白いバンドがいるから見てほしい」って、無理やり連れていかれたのが最初でしたね。面白くてびっくりして。

渡辺:たぶんその時かな?権八さんが来ているっていうので僕がコンタクトを取りたいって言ったんだと思います。

権八:そうそう。僕途中で用事があって帰っちゃって。後で連絡が来て、当時いたシンガタに訪ねてきてくれて。

渡辺:ありがとうございます。

権八:こちらこそありがとうございます。そこからいろいろやらせてもらって。しょっちゅう一緒に飲んでいるし。

渡辺:そうですね(笑)。

次ページ 「海外進出にチャレンジしたい気持ちが大きくなった」へ続く

前のページ 次のページ
1 2 3 4 5
すぐおわアドタイ出張所
すぐおわアドタイ出張所
すぐおわアドタイ出張所
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ