若者の「可愛げ」と「大物感」におじさんはやられる(ゲスト:石川善樹)【前編】

コロナ禍の隠れたパンデミック、病院に行けないジレンマをどうするか?

中村:善樹さんのZoomの背景がものすごいドクロの絵をまとっているんですけど、これ何ですか(笑)?

石川:これはですね、その時々に自分がハマってるものをバーチャル背景にしようと思って。今ハマっているのは煎茶を浸透させた売茶翁(ばいさおう)って人がいるんですけど、その人のドクロを江戸時代の画家・伊藤若冲が書いたものなんですよ。

澤本:え!これ、じゃあ……その人のドクロってことですか?

石川:はい。若冲の心の師匠がその売茶翁だったんですよ。

澤本:へえー!

中村:で、ドクロを書くんですね!すごい関係ですね。

石川:そうなんですよ。ドクロを背景にしてみて気づいたのが、自分もいつかこうなるんだから、心の準備を普段から持とうと……(笑)。

澤本中村:(笑)。

中村:でも今日まさにそういったことをお聞きしたいんですよ!今回は僕がお呼びさせていただきました。善樹さんが『フルライフ~今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略』っていう書籍を出されて、めちゃくちゃ面白かったんで、ぜひこの本の話を中心に聞いていきたいと思います。

澤本:うん。

中村:「人生と時間」みたいなことをテーマに、根掘り葉掘り聞きたいなと思っておりますが、まずは毎回ゲストの方にお願いしている20秒自己紹介をお願いできればと思います!この「すぐおわ」は広告の番組ということで、ご自身の自己紹介をラジオCMの秒数20秒に合わせてやってみてくださいと言う相変わらず無茶ぶりなコーナーです。

石川:やってみます。

中村:いきます。よーいスタート!

石川:こんにちは石川善樹です。僕はですね、すごくハマりやすい性格みたいで、その時々でいろんなものにハマっているんですけど、最近ハマっているのは緑茶ですね。コロナ禍でコーヒーを飲み過ぎて気持ち悪くなって……。あ、これいかん(笑)!

中村:終了!

石川:(笑)。

中村:ありがとうございます(笑)。緑茶にハマったということは分かりました。

澤本:コーヒーを飲みすぎて気持ち悪いっていうことまで伝わりましたね。

中村:本題に入る前に善樹さんに聞きたかったんですけど、予防医学的には現在のコロナウイルスっていうのは、どういうふうに受け止めているんですか?

澤本:すごく聞きたい。

石川:どう言ったらいいんですかね。とにかく、医療機関をパンクさせるので、恐ろしいウイルスです。その“医療機関をパンクさせる”っていうのは、感染者数が莫大に増えちゃうと医療機関のオペレーションが回らなくなるということ。そうすると結果として他の病気の人たちが治療を受けられなくなったりもしてしまう。実はもうすでに起こっているんですけど、コロナ自体のパンデミックの裏で、隠れたパンデミックっていうのも進行しているんですよ。

澤本:隠れたパンデミック?

石川:コロナが怖いから病院に行くのは控えている人たちがいるんです。

澤本:僕も行っていない。

石川:糖尿病など、慢性疾患を抱えた方の治療中断っていう現象が日本でも起きているし、世界各地でも起きていて。影響がじわじわ出てくるんですね。

澤本:確かにね。

石川:僕がやっているのは、どちらかというとそっちの対策なんですよ。隠れたパンデミックのほうの対策を今している感じですかね。

澤本:でも確かに。例えば自分の周りに糖尿病の方がいて、病院に行かなければならないって時は、「行かない方がいいよ」みたいな。ちょっと言っちゃいますよね。

石川:行かない方がいいんですよ。

澤本中村:(笑)。

澤本:行かない方がいいんですか!?

中村:(笑)。結論、行かない方がいい!

石川:だからオンライン診療とかね。

中村:あ、そうですよね。めちゃくちゃ発達しつつありますよね。

澤本:ちょっと不勉強なんですけど、オンライン診療っていうのは解禁になったんでしたっけ?

石川:なったんですけど、まだ身近になっていない。実際、医療機関が対応しきれていないってところもありますね。

澤本:そうなんだ。

石川:これから徐々に一般的になっていくと思いますけどね。

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