電通デジタル、電通国際情報サービス(以下、ISID)、電通アイソバーの3社は1月20日、「Dentsu DX Ground(電通DXグラウンド)」を設立した。同組織は、マーケティング領域を起点としたDX基盤構築において、クラウドソリューションのインテグレーション業務や活用業務支援を行う専門人材が各社から集まる400人規模のグループ横断組織。
企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)が急速に進み、その基盤となるシステム整備が急務となっている。マーケティング領域においてもシステム整備は急務だが、それぞれの企業の目的に合わせ、複数のクラウドソリューションを組み合わせたり、既存システムとインテグレーションするなどの工程が発生し、それを担う専門人材の不足が顕在化しているとの背景から、今回の組織の設立に至ったという。
3社は電通デジタルのマーケティングプランニング、ISIDのシステム構築力、電通アイソバーのCXデザインとそれぞれの強みを掛け合わせることで、大規模化・複雑化するクラウドソリューションの構築・運用やデータ活用の高度化を提案していきたいとしている。
「Dentsu DX Ground」では今後、同組織の共同運営を通じて、ナレッジの共有、新たなテクノロジー・サービスの共同開発や、採用活動を通じた体制強化にも取り組む考えだ。