劇団ノーミーツ(主宰:広屋佑規・林健太郎・小御門優一郎)は、サンリオエンターテイメントが運営するサンリオピューロランド(以下、ピューロランド)とタッグを組み、2月6日(土)、7日(日)、11日(木)、13日(土)、14日(日)の5日間に、バレンタインをテーマにしたオンライン演劇「VIVA LA VALENTINE(ビバ ラ バレンタイン)」を開催する。
劇団ノーミーツは、オンライン演劇を主軸に活動するオンライン劇団。昨今の状況下で新たなエンタメの形を模索すべく、演劇、映画、広告、イベント業界の若手クリエイターが結集。一度目の緊急事態宣言直後の2020年4月9日に結成された。
これまでTwitterをはじめとするSNSに20作品以上の「140秒Zoom演劇」作品を投稿し、累計再生数は3000万回を突破している。また、長編リモート演劇として『門外不出モラトリアム』『むこうのくに』『それでも笑えれば』の3公演を上演し、有料チケット制ながら1万4000人以上を動員。60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSクリエイティブイノベーション部門において、ACCゴールドを受賞している。
本公演の舞台は、閉館後のピューロランド。劇団ノーミーツとしては初となるワンカット長回しの生配信で、オンライン劇場「ZA」にて上演する。脚本・演出は、CMディレクターであり、劇団ノーミーツの作家である岩崎裕介氏が担当する。
「大変な時代です。どことなく、心のキャパがすり減っている気がします。自分のことがままならず、他人を思いやる余裕がない。でもそんなことはお構いなしに日々仕事や、しがらみは追い討ちをかけてきます。ギスギスギスギス…うう、なんでこんな時でも僕たちは仲良くできないんだろーか…そんなことを思い悩む中、僕が出会ったのがピューロランドのみんなでした。天使の心を持った彼らは無邪気に、無垢なまなざしで、無尽蔵の愛を振りまいてあっという間に僕を包み込んでくれました。
彼らを知りたい、追いつきたい。その一心で彼らの仕事ぶりを観察していると、人の心を鷲掴むその一挙手一投足が、弛まぬ努力や数多の葛藤に裏打ちされたものであるということがわかってきました。今回は、とあるバレンタインのショーの舞台裏にお邪魔し、そんな彼らの奔走する姿を覗き見してみたいと思います」と、岩崎氏は話す。
物語の舞台は、バレンタインを間近に控えた閉館後のピューロランド。ハローキティに素直な気持ちを伝えるショー『VIVA LA VALENTINE』を成功させるため、演出家のディアダニエルらが準備を進めている。しかし、ショーのスポンサーであるバイアス製菓が本番3日前、突然ショーの内容について無慈悲な変更を言い渡す――本作ではピューロランドVSクライアントという広告業界を模した世界観を展開。そんな大人の事情に立ち向かいながら、自分の本当の気持ちに向き合うキャラクターたちの姿が描かれる。
出演は、ハローキティ、ディアダニエル、ポムポムプリン、シナモロール、クロミ。女優の北村優衣、劇団ノーミーツ所属俳優のオツハタ、俳優の溝口雄大、劇団ノーミーツ第二回長編公演「むこうのくに」にも出演した渡辺芳博。
また、本公演では4組のアーティストともコレボレーション。劇中歌として、さよならポニーテール、荘子it(Dos Monos)、Kroi、Tomgggの4組のアーティストの描き下ろし楽曲が使用される。
様々な仕掛けで世間を驚かせるサンリオピューロランドと劇団ノーミーツ、さらに4アーティストという異色のコラボレーションによって、これまでにない新しいエンターテイメントをつくる試みとなるだろう。
「VIVA LA VALENTINE」公演
日にち:2月6日(土)、7日(日)、11日(木)、13日(土)、14日(日)
開場:19:30
開演:20:00
※上演時間:約50分(予定)
会場:オンライン劇場「ZA」
チケット:オンライン劇場「ZA」にて発売