NTTドコモは2月8日、人と人とのつながりの大切さを描いたWeb動画『ハートディスタンス』を公式YouTubeチャンネルで公開した。コロナ禍で変化した「人と人とのコミュニケーション」と改めて気づかされた「人のつながりの大切さ」を、生活調査データを用いながら1組のカップルの生活とともに映し出した“データベースドストーリー”だ。
動画の主人公は、新型コロナウイルス感染拡大により、会うことが難しくなってしまったカップル。住む場所も異なり、保育園で働く実希とリモートワークの洋右というまったく違う環境の2人の心の距離は、自粛生活と共に不安定に。思いやったつもりが傷つけてしまったり、優しさだと気付きながらも争ってしまったり。それでも2人は次第に大切な人に「会いたい」という素直な気持ちに気づき、ひとつの大きな決断をする。
「2020年は、人が人にもっとも会わなかった一年だったと思います。そんな状況だったにもかかわらず、実家の両親に電話する回数が増えたり、長い間会ってなかった友人に連絡してみたりと、つながりがむしろ増えた場面もたくさんありました。そう、人は人はつながることを、びっくりするほど諦めなかったのです。その姿こそが人のつながりの本質であって、docomoが掲げる『新しいコミュニケーション』に通じるものがあるのだと考え、企画をはじめました」と博報堂 コピーライター 安達岳氏。
そして、動画は、「2020年3月60%の人が直接会うのを控えた。*1」「休業した小学校は95% 休園した保育園は1%以下。*2」といった実際の調査データをもとに構成した。
「昨年、私たちが毎日のように目にした数字やデータは、どちらかといえばネガティブなものが多く、結果として、数字やデータからポジティブな物語を想像することが、苦手な世の中になってしまっているのではないか。あまり目にすることはないけど、今回取り上げたようにいいデータもたくさんある。それは、みんなが懸命に前を向いて進んできたから生まれた、とても美しいデータです。『ハートディスタンス』は、制作者が想像でつくり出した物語ではありません。2020年に、どんな困難に見舞われても人が前を向き続けた事実の物語です」(安達氏)。
そして、動画は「2021年に希望を抱く人65%*3」というデータで締めくくられる。「全ての人に、2021年に希望を抱いてほしい。それが『ハートディスタンス』を制作した想いです」と安達氏は話している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 博報堂+博報堂プロダクツ
- ECD
- 黒澤高次
- CD
- 大野耕平
- 企画+C
- 熊崎友紀子、安達岳、内山奈月
- AD
- 中谷亜美
- D(GR)
- 小汀侑子
- Pr
- 尾嶋雄二、山本聖仁
- PM
- 為広晋吾、平井佑磨
- 演出
- 芳賀薫
- 撮影+照明
- 矢﨑よしかつ
- ギャファー
- 佐々木教行
- 美術
- 枝広淳良
- 編集
- 齋藤任左
- コンポジター
- 入野俊郎
- カラリスト
- 大角綾子
- 音楽
- 緑川徹
- MIX
- 倉田昌治
- SE
- 田中宏峰
- ST
- 長瀬哲朗
- HM
- 池上豪
- ロケCRD
- 及川勇輝
- 出演
- 柳英里紗、水間ロン