「テレビで一言もしゃべらなかったこともあった」芸能界入りしてからの24年間を振り返る(ゲスト:長嶋一茂)【前編】

20秒ネガティブ自己紹介、「ハワイにはいつも行きたい」

中村:あの…、存分にしゃべっていただいたんですけど(笑)。

権八:散々しゃべった後、自己紹介(笑)。

中村:毎回ゲストにお願いしているのでね、ぜひ一茂さんからも20秒自己紹介を。もうみんなが知っている一茂さんですが、改めて聞いてみたいなと。この「すぐおわ」は、“広告”の番組ということで…。

長嶋:よしわかった!本音で自分自身の20秒の自己紹介をしますよ。本音でね。回りくどくしゃべっていると20秒なんてすぐなくなっちゃうから、僕が思う自分の性格とか、性質みたいなものをワードでずっと並べていくので。

中村:なるほど!すごい展開。

長嶋:それで20秒やれる限りやってみますよ。

中村:了解です。じゃあ、どうぞ!

長嶋:私長嶋一茂は、ネガティブ、怖がり、ぐじゅぐじゅしている、まあいつも迷う。ふらふらしている。だらだら、人に愚痴を言う、文句を言う。いつもハワイに行きたいと思っている。

SE:終了音(カンカンカーン!)

一同:(笑)。

中村:およそハワイ以外は、全部ネガティブな…。

権八:なんですかこれは(笑)?

中村:まったく想像がつかないですねー。

長嶋:今自分で勝手にしゃべったんだけど、こういう言葉しか出てこなかった。そうなんだなあ!と思って。自分で自分のことを発見しました。

中村:なんですかねー。

澤本:え!?ネガティブなんですか?

長嶋:僕は、けっこうネガティブですねー。

澤本:全然そう見えないですけど。

長嶋:ポジティブに転じなきゃいけない機会は見極めるつもりなんですけど、基本的にはネガティブですね。だってやっぱりこの東京において、ずっとポジティブであるっていうのは、そっちのほうがリスクはあると思うね。

リスナーの方もそうだと思うけど、不安を抱えていたり悩みを抱えていたり、そういうものを抱えながらみんなが生きている中、それを全部取り除くのは不可能だと思うんですよ。不安定なまま人生は歩むものだって僕は勝手に思っているので。あえて自分の中にあるネガティブな部分を言うことで不安を解消するんだけど、そっちの方に逆にポジティブに転じるので、ネガティブなことは言ったほうがいいと思っているんですよ。

澤本:はいはい。

長嶋:正負の法則っていうのがあるんだけど、マイナスがあればプラスがあるから。野球だと「ピンチはチャンス」みたいなことわざがあるんだけど、自分に何かトラブルとか問題が起きた時が試練じゃないですか。その試練の中においてしか、人間って成長進化できないので。僕は成長進化させたいんですよね、自分の細胞を。残念ながら頭はあまり進化しないんだけども…勉強しないからね。

権八中村:(笑)。

長嶋:リスナーの方たちも、100%言えるのは、自分が辛いなぁと思っている時しか人間って成長しませんから。成長するチャンスが来たんだって思いながら、不安要素を自分の頭の中で整理して、それを解消していくっていう作業をして。全部の問題は解決できないので、そこはほっとくみたいな。逆にそこは図々しさや大胆さ、適当さ、だらだら感なんかにつなげてバランスを取っていこうといつも考えているので。すいません、自己紹介からまたどうでもいい話になっちゃったんだけど。

澤本:いえいえ。

長嶋:僕はそういう考え方で生きていますね。人間ってみんな人生オギャーって生まれて一人で死んでいくわけだけど、やっぱり生きてきた過程だったり、かっこよく言うと生き様って大事だと思うので。
それはどんどん変わりますから。15年前に仕事をさせてもらった時は、こんなこと考えたことがないからね。でも15年の間に僕もいろいろあったし、そりゃ権八さんもいろいろあって、みんなあるわけですよ、そこを自分の中で回収していく作業というか、人生で神様からもらった細胞をちょっとでも成長、進化、進歩できたらいいなって。活性化させるって言うのかな。

権八:一茂さんって、さっきウィキペディアを見ていたらクリスチャンなんですか?

長嶋:そう、クリスチャン。お袋がカトリックだったの。僕も小学校、いやもっと前かな?幼稚園ぐらいの時に洗礼を受けているんですよ。

澤本権八:へえーー。

長嶋:洗礼を受けているんで。でも結婚式、神道でやったけどね(笑)。

一同:(爆笑)。

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