「僕はあえて嫌われたい」深夜だから話せる一茂流人生論(ゲスト:長嶋一茂)【中編】

【前回コラム】「「テレビで一言もしゃべらなかったこともあった」芸能界入りしてからの24年間を振り返る(ゲスト:長嶋一茂)【前編】」はこちら

今週のゲストは、先週に引き続きタレントの長嶋一茂さん。男同士だからこそ話せる仕事や恋愛、メンタリティーなど一茂さんの“オス論”について存分に語っていただきました。

今回の登場人物紹介

今回のゲスト、長嶋一茂。

※本記事は10月25日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

深夜の一茂が話す「オス論」、マイナスがあるほど実はプラスに。

中村:ちょうど今日は、テレビの前では言えない、深夜ラジオだからこその本音に近い部分をぜひ話せればいいなぁと思ってたんですが、めちゃくちゃネガティブなところに僕びっくりしてしまって。

コメンテーターで発言されているのを見ると、そんな部分をあまり感じさせないじゃないですか。最近世の中で炎上事件なんかも増えている中で、そういうのを気にして小さくなる、丸くなるような発言をしない一茂さんは、どういうふうに気持ちを整理されているんですか?

長嶋:世の中って、正論だけでは前に進めないこともたくさんあると思うし、白か黒かはっきりつけて進めないし。人間だからグレーゾーンも進まなきゃいけないし、その中で嫌われたりすることもあるじゃないですか。

人っていうのは、嫌われなきゃダメなんですよ。「嫌われる=敵になる」ということでしょ。これはまた話が脱線して、僕のフィジカルな問題なんだけど、リスナーの方すみません、女性もいるかも分からないけど、男性ホルモンのテストステロン、女性ホルモンはエストロゲンと言いますけど、男はテストステロンの値ってやっぱりキープしていかなきゃいけないと思っているんです。リスナーの方には本当に笑ってもらって構わないんだけど、男で大事なのは、男性ホルモンをよくちゃんと分泌させて、テストステロンの値を下げないことです。

澤本:はい。

長嶋:今この現代社会って、実はオスが生息しづらいです。オスとしての話をしているんですよ、今。

澤本:はい。

長嶋:あるお医者さんから、テストステロンを下げないために大事なことを聞いたら、「敵をつくること」だっていうわけ。

澤本権八中村:えーーー!!

長嶋:敵が多いほうが、テストステロンがキープできるみたいなんですよ。男はテストステロンの値が下がったら、もう動かないですからね。だからはっきり言うけれど、いわゆるその精力、ちょっとイントネーション悪いな。精力と仕事力って比例しているわけで。

権八:(笑)。

長嶋:そこをはっきり言わなきゃいけないです。僕はいつもそう思っています。そのためには、やっぱり敵を作る。実はごめん、僕あんまりネットを見ないので、炎上しているのかしてないのかがよく分からないんだよ。「一茂さん、なんか炎上していましたね」って言われるけども、知らないわそんなのって。僕が言っていることに反論するリスナーの方もたくさんいると思うけど、残念ながら反論してくる人も全部僕の糧になるんです。

中村:なるほど。

長嶋:だから正負の法則なんだけれども、負の部分が敵だったり、嫌いな人だとすると、実は自分のことを嫌いになってくれている人とか、敵だっていう人は実は自分にとっては尊い存在なんですよ。

澤本:なるほど、栄養分だ。

長嶋:そこまで考えなきゃいけない。人間というのは、プラスばっかりだったら実はもうマイナスに転じるしかないんですよ。例えば、皆さんおいくつか分からないけど、何十年も生きてきて「100%桃色だったよ、人生」なんていう人いないんだから、絶対に。お金のあるなしも関係なくて、お金よりも大事な話を僕は今しているつもりです。まあそういうことで、敵をつくることを恐れないとか、他人と自分を比べないとか。人がどう思っても自分のことは、マイナスがあればあるほど実はプラスになるんです。

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