「僕はあえて嫌われたい」深夜だから話せる一茂流人生論(ゲスト:長嶋一茂)【中編】

深夜の恋バナ。女房がいても、恋をしたっていい!?

中村:じゃあ新しい話を。

長嶋:恋の話をしますか?

一同:(笑)。

中村:恋の話!聞きたいです。

長嶋:ん!?恋?ハワイ?

権八:(爆笑)。

中村:恋の話が聞きたいですけど(笑)。

権八:恋の話って何だよ(笑)!

長嶋:僕の好きなタイプの女性から話していくの?そんなのつまんないよ!

一同:(笑)。

長嶋:50のオヤジが何よ!ってなるんだけど、でもこれは大事なことですからね。

澤本:はい。

長嶋:恋をするのは大事ですよ。どういう話をしていくの?

一同:(笑)。

権八:以上(笑)。

長嶋:だって別にいいじゃない。やっぱり男って基本的に自分にないものを女性に求めるじゃない?だから男と女ってくっつくんじゃないですか。うちの女房も、権八は知っていると思うけど、気が強いじゃない?こんな深夜に聴いていないと思うんだけど。

一同:(笑)。

長嶋:気が強いでしょ?

権八:いや、そんなことないですよ(笑)。

長嶋:気が強いっていうか、芯がしっかりしている。こういう言い方のほうがいいな。

権八:はい。

長嶋:そういうところに惚れるっていうのは、自分にそういうものがないんだよ。いつも揺れ動いているんだよ。なんかグラグラ、グラグラしながら進んでいくのが人生だって自分の中で勝手に結論を出してるので。やっぱり安定とか安全・安心を求めちゃいけないなと。トム・クルーズの『ナイト&デイ』って映画に、「安心安全って言ったら危ないぞ」とトム・クルーズがキャメロン・ディアスに言うシーンがあるんだけど、そのシーンを今思い浮かべています。

中村:なるほど(笑)。

長嶋:『ナイト&デイ』。いい映画です。僕は大好きです。

中村:あの、深夜ラジオだから聴きたいんですけど、女房がいて恋をしてもいいんですか?もしくは…。

長嶋:全然いいだろう。

中村:どうやって恋をすれば…?

長嶋:全然いいじゃない。女房が愛する人なわけでしょ?もう生涯愛し続ける人だし。でも自分が愛したからといって、女房が幸福になるか不幸せになるかはこれまた別ですよ。でしょ?自分の愛情を、一方的に相手に傍受してもらいたいって男は勝手に思っていて、結婚式でも「あなたのことを一生幸せにします」って、あれは全く嘘だからね。

一同:(笑)。

長嶋:あれはどの口が言っているのと。それは、自分がしますじゃなくて、相手が感じることだから。セクハラと一緒ですよ。

一同:(笑)。

長嶋:ある人にとってはセクハラだし、ある人にとってはセクハラじゃないんだから。でしょ?すべての性的な行為がセクハラだったら、地球上にこんなに人口が増えないわけだから、それと一緒です。だから永遠の愛を誓いますっていうのはもちろんいいんだけど、幸せっていうのは女房が決めることだから。こっちが愛情だと思っているものを、向こうに傍受しろっていったら、本当にパワハラとかモラハラとかセクハラになっちゃう可能性もあるし、結婚していてもそう思う。そこは女房とちゃんと話し合わなきゃいけないし、女房が感じることですからね。

でも女房の目がないところだから、もうはっきり言うけど、今日は男ばっかりでむさ苦しいなあ!

一同:(笑)。

長嶋:普通、パーソナリティーに女性一人置いておくんじゃないのか?と。

権八中村:(爆笑)。

長嶋:なんでいないんだよ!だから最初から機嫌が良くないのだけれど。

一同:(爆笑)。

長嶋:それは冗談だけど。例えばここで女性がいたとする。わかんないけどさ、パーソナリティーの人がキレイだなとか。キレイじゃなくても例えば男がこれだけもしいてポンと一人、紅一点がいたらいいわけですよ。男ってそういう性質なんだから、そういう性でしょ?

権八:(爆笑)

長嶋:それで「いいなあ、この人」って思って。しゃべりながら本当によかったら「どうやってLINE 交換しようかな?」って頭の中で考えながらハワイの話をここでするわけでしょ?

一同:(笑)。

長嶋:人生の話なんか偉そうにしちゃったりして。この恋をした女性にさ、なんかちょっと気に入られたいみたいな思いとか、邪な気持ちを抱くわけでしょ。

澤本:はいはい。

長嶋:ごめんね、さっきから「人に嫌われることを恐れるな」とか言っているんだけど(笑)。

一同:(爆笑)。

中村:めちゃくちゃ好かれようとしていますね(笑)。

長嶋:いや、それは目に見えない方たちですので。目に見えないって言ったら失礼だな。自分が会わない人たちですよね。でもここにもし女性がいたらさ、自分がもし気に入ればですよ。ちょっと好かれたいなって思うじゃない?

澤本:はいはい、思います。

長嶋:それでいいんですよ!矛盾の中で生きていけばいいんだ。

一同:(爆笑)

長嶋:そこで自分の中で恋をして、結局ほとんど連絡先なんて交換できないじゃない。だってチャンスがないんだから。「ありがとうございましたー」って、彼女の笑顔だけ自分の胸にしまってさ、家に帰るじゃないですか。「あの子、いい笑顔していたなー」。この気持ちが大事だってことを言っているんですよ、分かりますか?

中村:はい(笑)。

長嶋:そう、だからいわゆる生殖本能の実働的な話と、恋は別だってことを言っているわけ。

澤本:なるほど。

長嶋:誰でも恋すればいいじゃないですか。だって勝手でしょう、そんなの。昨日フジテレビのお台場で、『VS嵐』(フジテレビ系列)の番組に出させてもらったんですよ。そうしたらさ、役者さんも多いし、女優さんも多かったわけ。女優さんってやっぱりキレイな人が多いなぁーって思って。来ている女優さんに、みんな恋しちゃったもん。

澤本権八:(笑)。

長嶋:いや、いいじゃないですか!じゃあ恋はするけれども、その方と次プライベートでも会いますかっていったら、会わないわけだから。よっぽどじゃない限り。例えばこのスタジオを出て、仲間由紀恵さんに道端で会う確率はどれくらいなんですか?

澤本:え(笑)!?まぁ、ないですね。

長嶋:ないでしょ?

権八:何の話(笑)!?

長嶋:何の話?だから恋の話をしているわけ。

権八:すみません(笑)。

長嶋:権八、それ分かんないなら、お前相当問題!

一同:(爆笑)。

次ページ 「女を追っかけられなくなったら、男ってどうなると思う?」へ続く

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