電通は、国内の電通グループである電通ライブ、電通デジタル、電通国際情報サービス、電通テック、電通クリエーティブX、サイバー・コミュニケーションズとともに、OMO時代に沿ったオンオフ統合の購買体験を顧客目線でデザインし、リテール領域における企業の事業成長に貢献することを目的としたプロジェクト「dentsu SX(エスエックス)」を発足した。
本プロジェクトには、戦略パートナーとして世界的なデザインコンサルティングファーム「frog design inc.」も参画している。
商品のみでの差別化が難しい現在において、事業を継続的に成長させるためには顧客視点に立ち、顧客にとって便利で有益な購買体験を提供し、企業と顧客が信頼関係を構築することが重要であると電通は考察。
そこでdentsu SXでは、電通が持つ独自の顧客行動データとfrog design inc.の顧客インサイトを掴むクリエイティビティを掛け合わせ、AIなどのテクノロジーも活用することで、顧客視点に立ったブランド独自の購買体験を創出。
さらに、戦略の立案や技術の活用など、電通グループ各社の強みを統合することで、一回の購買体験で終わらせるのではなく、その後の顧客育成・ファン化までブランドと顧客の関係値を構築するジャーニー全体で設計し、ソリューション開発、実装、継続運用までをワンストップで提供するという。
また発足に伴い、リテール領域のOMOに関するホワイトペーパー第1弾も発表。
新時代の購買体験において重要視するポイントや、生活者との信頼構築における4つの要素などがまとめられている。
dentsu SXでは今後、コスメ、ファッション、金融、FMCG(消費財)、家電製品の5業界のトレンドのホワイトペーパーも段階的に発信していくという。