佐賀県は2月15日から24日まで10日間連続で、『23時の佐賀飯アニメ』と題したショートアニメをTwitterで投稿している。毎日23時に投稿されるこのアニメは、第1夜は竹崎カキ、第2夜は北方ちゃんぽん、第3夜は佐賀牛と毎回異なる佐賀県の食の魅力を伝えるという企画。アニメは2月24日12時段階で公開されている9夜までで、90万回以上表示されている。また、主演声優は、宮野真守さんが担当した。
第1弾で描かれたのは、佐賀県・太良町発祥の冬の風物詩“カキ小屋”。炭火の上で焼かれた「竹崎カキ」の殻を開けると現れる身が大きくぷりぷりした「竹崎カキ」。ナイフを入れると、牡蠣の身が、殻の上で飛び跳ねるように躍動する。「でろんとぷりっとじゅるっとうめぇ」竹崎カキの美味しさをアニメーションと声優 宮野真守さんの声で伝えている。
【本編】
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第一夜「躍動。竹崎カキ」
=====================それは、炭火の上でじゅわじゅわと音をたてていた…#佐賀県 #宮野真守 pic.twitter.com/mNzQduNEeK
— 23時の佐賀飯アニメ (@saga_meshiani) February 15, 2021
企画の経緯について、電通 コピーライター 福井康介さんは次のように話す。「さまざまなイベントが延期になってしまう中で、食べ物の旬だけは延期できない。その中で、なんとか全国の皆さんに佐賀のグルメをお取り寄せしてもらえないかと考え、企画しました。『かわいそう』や『余っている』という一時的なものでニュースをつくるのではなく、本当においしそうだからという理由で佐賀のグルメを選んでもらう。それがこのキャンペーンの後も佐賀の資産になるのではと思っています」。
SNSや特設サイトでは、実際にお取り寄せをしてもらうために、お取り寄せサイトやふるさと納税サイトへのリンクを投稿。さらに近隣の人へ向けて、現地への案内URLも紹介している。
Twitterでも「かきがおいしそう!すごいリアル」「コロナ終息したら行ってみるか!」などの投稿が見られ、2月24日までに投稿されたアニメ本編のみで、のべ3万リツイート、5万いいねを超えている。
「23時という食べちゃいけない時間に、食べたくなるアニメを投下しつづける。絶対に自分がやられたくない悪魔みたいなことをやってしまいました。現地で食材を取材している間も、アニメの仕上がりを見ている間も、編集している間も、結果一番お腹が空いたのは制作してるチームかもしれません」(電通 コピーライター 姉川伊織氏)。
「佐賀のために、日本のアニメを支えるトップクラスのプロフェッショナルの方々が最高においしそうに描いてくれました。ぜひ深夜にみてください。そして、自分に正直に躊躇なくポチってください!」(福井氏)
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+D2C dot+xpd
- 企画+C
- 姉川伊織、福井康介
- 企画+PRプランナー
- 辰野アンナ
- AD
- 熊谷由紀
- D
- 佐藤準也
- PRプランナー
- 山根勇一、古川里菜
- PRディレクター
- 深谷朋宏、新甚智志
- PRプロモーター
- 渡邊悠紀、木村佳乃子
- Pr
- 吉武幸司(佐賀県)、永尾早紀(佐賀県)、高橋大輔、山本ゴウ
- 動画Pr
- 古屋奏一朗
- PM
- 黒田誠貴、菅原史哉
- 演出+撮影
- 西遼太郎
- 演出
- 石田洋平
- 撮影
- 古屋奏一朗
- 編集
- 佐伯崇、鈴木健也
- 録音
- 仁田坂博、福田有希
- MA
- 北穣至
- SE
- 小林孝輔
- アニメーション監督
- 藤本さとる
- 作画
- 伊藤郁子
- 動画検査
- 木下あすな
- 色彩設計
- 鈴木依里
- 背景美術
- 田尻健一、小松奈津子(ムクススタジオ)
- 特殊効果
- 谷口久美子、荒畑歩美(チーム、タニグチ.LLP)
- 撮影
- 熊澤祐哉、樋上翔悟(チップチューン)
- アニメーション制作
- スタジオKAI
- Web・SNSディレクター
- 波多美奈子、市村卓也
- FE
- 松下敦、金坂茜
- CAS
- 安食裕恵
- AE
- 村田佳織
- 出演+NA
- 宮野真守